
日本人はなぜ、トイレでスリッパを履くのか? 化粧をすると気分が上がるのか? 私たちの日常に潜む「当たり前」には、実は長い歴史と深い意味が隠されている。このような“日本人の生活の本音”にフォーカスする学問が「民俗学」だ。身近なテーマから日本文化に迫ることのできる民俗学的な視点は、日本での生活に不安を抱いている海外生や帰国生の気持ちを和らげてくれるかもしれない。そうした思いから、『現代民俗学入門 身近な風習の秘密を解き明かす』(創元ビジュアル教養+α)の編者である関西学院大学の島村恭則教授と帰国子女の学生にインタビューを実施。さまざまな事例を伺いながら、帰国生が民俗学を知る魅力について探ってみた。

毎年夏の恒例企画、「地球はどこでもミュージアム!」、今回のテーマはスポーツだ。 「えっ? なんでスポーツが博物館に?」「スポーツって、やるものだよね」「好きなチームの応援にも行くよ」「そうそう、オリンピック、感動したなあ」 ・・・そんな声が聞こえてきそうだ。 「今度の休み、テニスをするか、ゴッホの展覧会に行くか、どっちにする?」なんて、スポーツとミュージアムの二者択一みたいな会話になることもあるかもしれない。 たしかに、スポーツとミュージアムとの組み合わせは、ちょっと意外な気がする。 「いやいや、そんなことはありません。それどころか、すべてのミュージアムはスポーツミュージアムである、と言っても過言ではない」 そう言うのは、国立科学博物館副館長の栗原祐司さん。ICOM(国際博物館会議)執行役員で、世界中のミュージアムを知り尽くした「ミュージアムの達人」だ。 とはいえ、いくら達人が言うことでもそれはさすがに大げさじゃない?とも思う。ちょっと首をかしげながら、栗原さんの話を聞いてみよう。 後編は、秩父宮記念スポーツ博物館と日本オリンピックミュージアムの訪問記をお届けする。

毎年夏の恒例企画、「地球はどこでもミュージアム!」、今回のテーマはスポーツだ。 「えっ? なんでスポーツが博物館に?」「スポーツって、やるものだよね」「好きなチームの応援にも行くよ」「そうそう、オリンピック、感動したなあ」 ・・・そんな声が聞こえてきそうだ。 「今度の休み、テニスをするか、ゴッホの展覧会に行くか、どっちにする?」なんて、スポーツとミュージアムの二者択一みたいな会話になることもあるかもしれない。 たしかに、スポーツとミュージアムとの組み合わせは、ちょっと意外な気がする。 「いやいや、そんなことはありません。それどころか、すべてのミュージアムはスポーツミュージアムである、と言っても過言ではない」 そう言うのは、国立科学博物館副館長の栗原祐司さん。ICOM(国際博物館会議)執行役員で、世界中のミュージアムを知り尽くした「ミュージアムの達人」だ。 とはいえ、いくら達人が言うことでもそれはさすがに大げさじゃない?とも思う。ちょっと首をかしげながら、栗原さんの話を聞いてみよう。 後半は、秩父宮記念スポーツ博物館と日本オリンピックミュージアムの訪問記、そして巻末には恒例の「栗原さんおススメのミュージアム」スポーツ博物館編をお届けする。

AIが翻訳も通訳もこなす時代に、わざわざ外国語を学ぶ必要はあるのか——。そんな問いに「ある!」と答えるのが、日本大学法学部の町田章教授です。専門は認知言語学。言葉を思考や文化と切り離さずに捉えるその立場から見ると、外国語学習にはコミュニケーション以外の豊かな意味が見えてきます。2025年に刊行された著書『AI時代になぜ英語を学ぶのか』(文春新書)の内容を軸に、言葉と思考の関係、そして幼少期に異なる言語に触れることの価値について聞いた。

「進化する在外教育施設」シリーズ第6弾

海外赴任や帰国で、国境を越えて「移動」を経験する子どもたち。その経験は、子どもにどんな影響を与えるのでしょうか。また、その子どもたちを私たちはどのように育てていったら良いのでしょうか。本特集では、「移動する子ども」学を提唱されている川上郁雄先生と、元帰国生で、保護者としても海外生活を経験したライターMakikoとの対談を通して、具体的な事例とともに、考えてみます。

現在、外資系IT企業の東京オフィスで働く小島愛里(えり)さんは、幼少期から中学校卒業までにシンガポール、マレーシア、台湾での海外生活を経験した。日本国内の大学に進学後は、交換留学制度を利用して、フランスの大学で学んだ。アジア、そしてヨーロッパで学んだ経験は、小島さんのパーソナリティにどのような影響を与えたのか。彼女の歩んだ道のりを振り返っていこう。

学校の長期休みが近づくたびに、楽しみになるのが旅行。JOESには、海外滞在中または在住経験のある方々から体験談や情報をお寄せいただく「JOESファミリーメンバー(通称:JFM)」という制度があります。今回はそのJFMの皆さんから寄せられた、オススメの旅行先をまとめました。

学習指導要領は、「子供たちが生涯にわたって豊かに生き抜いていくために、学校で、何をどのように学ぶか」について文部科学省が示したもので、時代の変化を見据えつつ、およそ10年ごとに改訂されています。これに基づいて、当然ながらカリキュラムも、教科書の内容や授業の在り方も決まっていきます。 2025年9月、文部科学大臣の諮問機関である中央教育審議会が次期学習指導要領の改訂に向けた「論点整理」を示しました。中央教育審議会では、子供たちの学びを支える教職員の在り方についても議論されていて、やはり「論点整理」を出しています。2つの「論点整理」はわが国の子供たちの学びをより深いものにするための車の両輪とも言えるもので、多様な子供一人ひとりを主語にした「個別最適な学び」や「協働的な学び」によって、「自立的な学習者」をはぐくむことをめざしています。 それらに関して、2025年9月末に、海外子女教育振興財団の主催で行われた在外教育施設運営委員長会議において、独立行政法人教職員支援機構の荒瀬克己理事長に講演を行っていただきました。

ソニーのV字回復をけん引した元最高経営責任者(CEO)であり、現在は一般社団法人プロジェクト希望の代表理事を務める平井一夫氏は、まだ「帰国子女」が珍しかった1960~70 年代に、アメリカ・ニューヨークで小学1年から4年生まで、カナダ・トロントで中学時代を過ごした元帰国子女。当時の異文化体験は、その後の人生や考え方に大きな影響を与えているという。 このたび、公益財団法人海外子女教育振興財団理事長の綿引宏行がホストとなり、「異文化で育つとはどういうことなのか」について、お話を伺った。

「進化する在外教育施設」シリーズ第5弾

東京都で暮らすマリエさん(仮名)は、小学校2年からの3年間をインドネシア、中学2年生から高校3年生までの4年間を香港で過ごした。日本人学校とインターナショナルスクールでの学校生活を経験した後、日本の大学への進学を決めた。海外の大学など、さまざまな選択肢があった中、なぜ日本に戻ってきたのか。海外生活を通して見つけたマリエさんにとっての「自分らしい生き方」について聞いた。