前記事(2025年3月17日公開)で話を聞いた高政マリアさんの長女の恵理佳さん(表紙写真左から2人目)と次男の航さん(表紙右から2人目)。日系2世としてアメリカで生まれ育ちながら、日本語補習授業校に通い、大学時には二人とも宣教師として1年半を日本で生活した。現在、恵理佳さんは小学校教員を育休中、航さんはオハイオ州で日系企業に勤めている。アメリカで日本語や日本文化を学ぶ中でアイデンティティとどのように向き合ってきたのか、現在の生活や将来のことなどについて、話を聞いた。
アメリカ・オハイオ州に暮らす高政マリアさん(メイン写真:赤の半被姿)。東京に生まれ、高校2年時にアメリカ・カリフォルニア州に留学。その後アメリカで進学、結婚し、男女3人ずつ6人の子を育てながら、広く地域の子どもたちの日本語保育・教育に関わってきた。現在はコロンバス日本語補習授業校の小学1年生教員と、家庭保育サンシャインきっずにて未就学児の保育士を務める。自身のバイリンガル育児経験、17年半に及ぶボランティアでの日本語グループ、補習校教員としての経験などについて、話を聞いた。
現在高校3年生の中村遙希さん(写真左)と高校2年生の瑞希さん(写真右)は、2011年から2015年と、2019年から現在までの2度、いずれもアメリカ・オハイオ州で父親の赴任に同行して暮らしている。2度の海外生活で感じてきたカルチャーショックやフラストレーション、友人の作り方、スポーツや勉強、進路のことについて、話を聞いた。
モルディブと日本で半年ごとに生活する、梅原ひとみさん。大学を休学してリゾートインターンシップに参加したことをきっかけに、卒業後にモルディブのリゾートホテルに就職。仕事に邁進する中、モルディブ人の彼から求婚され、結婚。その後、コロナの流行、出産を経て現在の生活に至る。モルディブについて、イスラム教の義家族との生活、現在の様子とこれからのことについて、話を聞いた。
イタリア・ミラノの日系会社で働く、佐藤美喜子さん。趣味のバイクを通じて憧れだったイタリア人ライダー、バレンティーノ・ロッシ選手の影響でイタリア語を学び始め、何年も思案した末に新卒から勤めた銀行を退職し、イタリアへ渡る。語学学校を終える頃にコロナウィルスが流行し、アルバイトをしながらイタリア生活を続け、ミラノで日系会社に現地採用される。今年、憧れのバレンティーノ選手と念願の対面を果たした。イタリアへ渡るまで悩んだ期間、コロナ禍を耐えた時期、イタリア人に学んだイタリア流の現在の生活などについて、話を聞いた。
台湾で日本語教師をしている、高橋哲生さん。立命館アジア太平洋大学を卒業後、台湾へ渡り、日本語教師になって12年目となる。中学高校と得意科目だった英語、大学時代にネイティブレベルまで高めた韓国語、ほぼ独学で学んだ中国語など語学のことや、大学卒業後に台湾に渡ったときのこと、「悩んだことはない」というライフスタイルなどについて、話を聞いた。
アメリカ・ロサンゼルスの公立高校で数学教師をしている久良木麻椰さん。日系3世の父と日本人の母の元にアメリカで生まれ、現地校とあさひ学園(ロサンゼルス補習授業校)での学習を両立し、UCLAに進学、同大学院を卒業した。現在は公立高校に勤める傍ら、あさひ学園の非常勤講師と、通訳の仕事も行う。日米のバックグラウンドを持ちながら育ってきた歩みや、現在の生活について、話を聞いた。
アメリカ・ミシガン州で暮らす、ジョンソン紅海さん。大阪で教員をしていた父親が文部科学省の海外派遣でサウジアラビアの日本人学校に赴任中に生まれ、2歳で日本に帰国、小学校卒業までを滋賀県で過ごした。その後、4年間をアメリカ・オハイオ州で過ごし、高校2年生で大阪にあるインターナショナルスクールへ編入。その後25歳で父親の転勤に同行する形で再びアメリカ・テネシー州へ。補習授業校の教員を務め、現地で就職。アメリカ人の夫と結婚してミシガン州へ引っ越し、現在は育児中心の生活を送っている。様々な土地で続けてきたことや続けられなかったこと、今の心境や将来への展望について、話を聞いた。
イタリア企業La Bottegaのアジア圏CEOとして活躍する岸陽一郎さん。大学院入学を機にイギリスに渡ってから、シンガポールで就職。一度退職し世界一周バックパック旅行を経て再び就職した後、スペインでMBAを取得、フランス企業のシンガポール支社を立ち上げる。その後現在の会社からオファーを受け、アジア4カ所にある子会社を統括する今の生活に至る。世界中を飛び回る生活、これまでのエピソードや趣味、家庭生活などについて語ってもらった。
タイ・バンコクで暮らす美並りなさん。日本で看護師として長く勤務したのち、タイ人の夫の赴任を機に中国・上海へ。その後、栃木県駐在を経て、タイへ移った。現在は看護師として経験してきたことを活かして、育児支援や性教育など幅広く活動している。活動内容やそのきっかけ、夫、長男、次男と送る生活についてなど、話を聞いた。
今回話を聞いたのは、マレーシア在住の眞鍋ファミリー。秀夫さん、奈美さん、奏大さん(14歳)、佳帆さん(8歳)の4人家族だ。2008年にシンガポールに駐在して以来、2012年にはインドネシア・ジャカルタへ、2019年から1年半を日本で過ごしたのちに再び2021年からシンガポールへ。2024年にはシンガポールからマレーシアへ異動となった。海外生活や引っ越し、今後の展望などについて、話してもらった。
2014年からアメリカで暮らすアーヤファミリー。インドで⽣まれ育ったガンガハルさんとスウェタさん、2歳で渡⽶したミランさん(11歳)と、アメリカ⽣まれのロハンさん(5歳)の 4⼈家族だ。普段の⽣活の様⼦やインドとアメリカの教育の違い、⺟語や伝統の保ち⽅、将来への展望などについて、話を聞いた。