
全日程を終了したJOES Davos Next 2025。「ウェルビーイング」というちょっと抽象的であいまいでわかりにくい、でも私たちにとってとても大切な言葉について、世界中に住んでいる子どもたちがつながって、ともに考え、学び、語り合った4カ月間でした。それぞれの場所から参加してくださった子どもたち、そして子どもたちを支えた大人のみなさん、本当にありがとうございました。 基調講演の講師をつとめてくださった馬奈木俊介先生(九州大学主幹教授・国連Inclusive Wealth Report Director)に、講演後、感想をお聞きしました。 講演前のインタビューでは、「自分の頭で考えながら、きちんと議論をしていくことが大事」と話しておられた馬奈木先生。今回もやはり、「自分で考えること」の大切さからはじまって、「社会の合意形成にかかわるためにも発言する」「どうすれば自分のやりたいことが実現できるかを考える」など、未来を生きる子どもたちへの力強いメッセージをたくさんいただきました。 盛りだくさんなインタビューを、2回に分けてお届けします。

脳科学の研究をする夫カズキと妻ミホは、アメリカ・バージニア州で3年間を過ごした後、長女マイカと次女サヤカを連れてイスラエルに引っ越す。ミホは慣れない文化や言葉の中、「日本人として子どもを育てるとは何か」を問い続け、子どもたちの言語やアイデンティティに向き合ってきた。戦争の中を生き抜き、日本へ帰国するまでの家族の軌跡を振り返る。(仮名)

文部科学省がまとめた2024年度の「学校基本調査」によると、引き続き1年を超える期間海外に在留し、2024年度(2024年4月1日から2025年3月31日まで)の間に帰国して、2025年5月1日の時点で国内の小学校・中学校・高等学校・中等教育学校・義務教育学校に在籍する児童生徒の数は、前年度に比べて981人多い1万988人(9.8%増)となった(表1)。 帰国児童生徒数は1977年の調査開始以来、92年(1万3219人)までほぼ右肩上がりで増え、それ以降は1万人を上回る水準で推移してきた。2011年、27年ぶりに1万人を下回ったが、翌年の調査では回復し、4年連続で増え続けていた。16年以降は減少傾向にあったが、19年に新型コロナウイルスの世界的感染拡大の影響で飛躍的に増え、その後、20年度に大幅減。以来、減り続けていたが、今年度は5年ぶりに増加した。 都道府県別の帰国児童生徒数は多い順に、東京、神奈川、愛知、千葉、大阪、この順位は昨年と同様になった。詳細は表2の通り

全世界の日本人学校では約1.5万人、補習授業校では約3万人の児童生徒が学んでおり、所在する地域の事情や在籍人数など学校の状況は多種多様です。ここでは世界各地にある日本人学校や補習授業校をご紹介します。今回はメキシコにあるアグアスカリエンテス日本人学校です。

アメリカ、ニュージャージー州で生まれた美帆さん(仮名)は、8歳になるまで現地校で英語オンリーの環境で学んだ。その後、小学校2年生で帰国し、持ち物もやることも「みんなと同じ」を強いられる日本の学校に通い始める。違和感を覚えながらも過度な順応をして、仲間をつくった中学校時代を経て、美帆さんは高校時代に2年間、再びアメリカの現地校で学び、日本の大学に進学する。多感な時期に2つの文化を往き来しながら学んだ経験は、美帆さんをどこに導いたのか——。「自分らしく生きる強さ」を手に入れるまでの道のりを語ってもらった。

傍からは華やかに思われがちの海外生活の裏側で、多くの駐在員家族が孤独を抱えて生きている。臨床心理士・公認心理師の前川由未子さんは、大学講師の仕事と並行して2025年に株式会社Taznaを設立し、海外駐在員やその家族に向けたメンタルケアのサポートを提供している。幼少期をアメリカで過ごした元帰国子女であり、結婚後は海外駐在員の配偶者としてタイで出産・育児を経験した前川さん。その苦労を知るからこそ、心理学に基づくサポートを通じて世界の駐在員家族に寄り添い続けている。

文部科学省後援事業「日本語検定」は、日本語を使うすべての方のための検定です。敬語・文法・語彙・言葉の意味・表記・漢字の6領域と総合問題で、日本語力を幅広く測ります。小学生から社会人まで、幅広い年齢、職業の方が受検しています。また、団体受検も可能です。(詳細は日本語検定HPをご覧ください。)


大学で脳科学の研究をするミホは、同じく研究者である夫カズキとともにアメリカとイスラエルで約9年間の海外生活を経験した。アメリカでは長女マイカと次女サヤカを出産し、はじめての子育てを経験する。日本とは異なる育児方法やシステムに戸惑いながらも、研究所や保育園のサポートを受け、仕事と子育てを両立する日々を送った。その後、イスラエルへの引っ越しが決まり、それまでの人生では触れたことのない文化や言葉の壁にぶつかることとなる。(仮名)


ロサンゼルス在住 岩井英津子さんによる現地の学校や生活を紹介するコラム

各校自慢の校歌を紹介してもらいました。今回はフランスにあるモンペリエ日本語補習授業校の校歌です。