
11月19日、JOES Davos Next2025の基調講演が、全世界に向けて配信されました。 これまでの基調講演は、レクチャー形式、対談形式、事前収録方式と、毎年、講師の先生方と相談しながら、柔軟にスタイルを変えてきました。今年は、フリーキャスターの桑原りささん(11月号リンク)が聞き手をつとめる対談スタイル。講師は、「ウェルビーイング」の専門家・九州大学主幹教授 都市研究センター長の馬奈木俊介先生です。 スタジオはJOESの会議室に設営。リアルタイム配信ですから、機材のトラブル等があって映像や音声をお届けできない事態になったら大変です。機材担当、構成担当、そしてタイムキーパーなど、スタッフが手分けして、慎重に準備を進めました。 こうして迎えた講演当日。さすがに緊張がありつつも大きなトラブルはなく、これまで準備を進めるなかで信頼感を高めてきた仲間同士で声をかけあってスムーズに進んでいきます。 馬奈木先生からは「ウェルビーイング」ということばの定義、ウェルビーイングの数値化の方法とそれが有効な理由、ウェルビーイングの重要要素(お金、環境、健康、家族、友だち)についての解説があり、後半には参加者から寄せられた質問にお答えいただきました。「ウェルビーイングを計測して可視化できれば、改善することもできる。それを、世の中がいい方向に行くためのツールとして使ってほしい」ということばがとても印象的でした。 真面目な表情から時折ポロっと出る面白い発言で和ませてくださる馬奈木先生のお人柄、そして、どんな事態にもにこやかに落ち着いて安定感抜群の桑原さんのファシリテーションに助けられ、無事に配信を終えることができました。 当日の現場のオフショットをお送りします。

今回のJOES Davos Nextが昨年までと大きく違うのは、セッションⅡがこれまでのグループディスカッションから「トピックボード」になったことです。 トピックボードはオンラインで世界中の子どもたちが書き込み、読むことができる、いわば世界規模の掲示板。もちろん事前申込制の限定公開で、記入にあたってのルールをしっかり整備。さらに「サポーター」たちが、自分たちも書き込みをしながら場を盛り上げ、安全を守ります。 これまでのグループディスカッションでは、オンラインでつながり、リアルタイムで対話できるのは同じグループの仲間だけでしたが、トピックボードではリアルタイムの対話はできませんが、参加者全員の意見を直接知ることが可能になりました。 「ディスカッションではちょっと気おくれしてしまう」「発言が苦手」という人もいるかもしれません。そんな参加者も、世界中の仲間が書き込むボードを見ながら、自分のペースでじっくりと考えることができます。 11月19日の馬奈木俊介先生による基調講演を前に、参加者が集うトピックボードの様子をちょっと覗いてみました。

過去3回のJOES Davos Nextにおいて、基調講演の司会やQ&Aセッションの司会者として子どもたちからの質問を先生に投げかけてきたフリーキャスターの桑原りささん。参加者にリピーターの多いJOES Davos Nextですから、子どもたちにも保護者にももうすっかりおなじみになりました。イベント当日の司会だけではなく、高校生・大学生ファシリテーターへの研修も担当するほか、運営委員として、JOES Davos Nextを立ち上げ時から強力に支えてくださっています。 4回目を迎える今年度のJOES Davos Nextにも、桑原さんはもちろんご登場いただきます。今回の基調講演講師の馬奈木俊介先生から、桑原さんはどんなお話を引き出してくださるのでしょうか。 ヨーロッパ出張中の桑原さんは、イタリアの素敵な街角のカフェから、オンラインでJOES Davos Nextへの想いを語ってくださいました。

8月からいよいよ参加者受付を開始したJOES Davos Next 2025。申込者からは、「待ってました」「今年も楽しみ」という声が届きはじめています。 今回のテーマは「ウェルビーイング」。ちょっと抽象度の高いこのテーマについて基調講演でお話しくださるのは、九州大学主幹教授 都市研究センター長の馬奈木俊介先生です。「しあわせ」や「持続可能な社会」について考える国連委員をつとめるなど、「しあわせとはなにか?」について、社会に広く語りかけていらっしゃいます。 世界中を飛び回ってご活躍中の馬奈木先生ですが、実は24歳で留学するまでは、ほぼ地元・福岡を出たことがなかったとか。そして英語が苦手だったとか……そんなプライベートも交えて、気さくな口調でインタビューにお答えいただきました。

JOES Davos Next 2025が始動しました。 これからの社会を支える子どもたちが、世界でおきている課題について、異なるバックグラウンドや視点を持つ世界中の仲間とオンラインでつながりながらともに学び、調べ、発信していくイベント、JOES Davos Next。今年はその4回目となります。 今年のテーマは「ウェルビーイング」です。これまでのテーマ「夢」「海」「宇宙」に比べると、なんだかイメージしにくいような……。 そもそも、「well-being」という外国語、どうやら「しあわせ」と訳すようなのですが、いまひとつピンとこない……。 そして、JOES Davos Next の代名詞ともいえるPART2のディスカッションのスタイルにも、今年は変化があるようです。 いよいよ8月18日(月)から参加募集が始まる今年度のJOES Davos Nextについて、Davos Next事務局に聞きました。

3回目を迎えたJOES Davos Nextは、基調講演オンデマンド配信にはじまり、リアルタイムのQ&Aセッション、オンラインミーティングのグループディスカッションと進み、各グループが成果動画を収録して全日程を終えました。 「宇宙」という、身近なようで遠く、簡単なようで難解なテーマに取り組んだ子どもたち。今回も素晴らしい学びとディスカッションが生まれました。かかわってくださったすべての方に厚く御礼申し上げます。 今回のイベントの締めくくりとして、JOES理事長綿引宏行のインタビューをお送りします。

3回目を迎えたJOES Davos Nextは、基調講演オンデマンド配信にはじまり、リアルタイムのQ&Aセッション、オンラインミーティングのグループディスカッションと進み、各グループが成果動画を収録して全日程を終えました。 「宇宙」という、身近なようで遠く、簡単なようで難解なテーマに取り組んだ子どもたち。今回も素晴らしい学びとディスカッションが生まれました。かかわってくださったすべての方に厚く御礼申し上げます。 今回のイベントの締めくくりとして、JOES理事長綿引宏行のインタビューをお送りします。

2024年12月、宇宙飛行士・山崎直子さんの基調講演で幕を開けたJOES Davos Next 2024は、年明けのQ&Aセッション、それに続くPART 2グループワーク4回の全日程を、盛況のうちに終了しました。それぞれのグループの成果は、動画の形でまとめられました。 参加者、ディスカッションを支えてくださったファシリテーター、そして宇宙開発フォーラム実行委員会のみなさんとともに、充実した時間を過ごすことができました。数か月間にわたって子どもたちを支えてくださった保護者や先生方に、心より感謝申し上げます。 JOES Davos Nextは今回で3回目。基調講演とディスカッションという基本構成は変わりませんが、その実施スタイルは少しずつ変化してきました。第1回からJOES Davos Next運営委員をつとめ、学びのデザインを一緒に築き上げてきた山本良太先生(大阪教育大学)に、今回の学びの設計とその狙い、そして成果についてお話を伺いました。

JOES Davos Next 2024のPART 2グループワークは、2025年1月19日、2月2日、2月16日、そして3月2日の合計4回。日本時間日曜日の午前8時、11時、午後5時にそれぞれ設定され、参加者は自分の都合のいい時間帯のグループを選んで参加するしくみです。今回も、「おはよう」「こんにちは」「こんばんは」の挨拶が混在する、JOES Davos Nextらしい風景がどのグループでも繰り広げられていました。 ディスカッションの最終回では、恒例の成果動画を制作しました。ディスカッションをもとに各自で作成したスライドを持ち寄り、Zoomの録画機能を使って発表を録画します。うまく収録できたあるグループのクランクアップの瞬間、「朝早くの人も、夜遅くの人も、よく頑張ったよね! みんなすごい!」とファシリテーターが参加者をねぎらい、参加者たちは「ふたりのファシリテーターのおかげ」「グループを和ませていい空気をつくってくれた」と口々に答えていました。その光景からは、ここにいいディスカッションの場が育ったということを実感しました。 成果動画を収録中のグループの様子を覗いてみました。

JOES Davos Nextの主要イベントのひとつであるPART2のグループディスカッションでは、今回も活発な議論が行われました。 日程は1月19日、2月2日、2月16日、そして3月2日。世界中どこからでも参加しやすいように、また、参加者のスケジュールに合わせられるように、日本時間日曜日の午前8時、11時、午後5時の3回設定されました。 2024年12月に公開開始となった山崎直子宇宙飛行士の基調講演を視聴してから迎えた第1回のディスカッション ではグループの仲間とはじめて顔を合わせ、続く第2回・第3回は、宇宙と地球の話題について話し合いました。各グループには、高校生・大学生によるファシリテーターと、宇宙開発フォーラム実行委員会の大学生が参加して、ディスカッションを支えました。 回を重ねるごとにグループの雰囲気がやわらかくなっていきます。最終回の第4回では各グループが成果動画を録画して、フィナーレを迎えました。この成果動画は、今回もDavos Next特設サイトで公開される予定です。 ところで、子どもたちのディスカッションの様子、気になりませんか。今回、いくつかのグループにお邪魔してみました。その中から、印象的なシーンや発言を紹介しましょう。

昨年12月に公開された宇宙飛行士・山崎直子さんの基調講演。「宇宙からの地球観測」、「宇宙デブリ」、そして「国際協力」という3つのテーマに沿った講演はとても分かりやすく、子どもたちの心に強い印象を残しました。同時に、たくさんの疑問も生まれたようです。その疑問を講師の山崎直子さんに直接お答えいただく基調講演Q&Aセッションが、2月7日18時30分(日本時間)から実施されました。 今年度のJOES Davos Nextへの参加者は世界中から24,000人以上。国内外の日本人小中学生はもちろん、日系人や現地校の子どもの姿もありました。3回目を迎えるJOES Davos Nextが、着実に世界に広がっていっていることを実感しました。 Q&Aセッションは基本的には日本語で進行し、英語への同時通訳を用意しました。英語の質問には山崎さん自身が英語で回答し、その場合は日本語への同時通訳が利用できるようになっています。 進行役は、JOES Davos Next運営委員でもあるフリーキャスターの桑原りささん。桑原さんの「世界中のみんなに関係する地球の問題、未来について、みんなで一緒に考えていきましょう」という呼びかけに応じて、山崎さんが画面に登場しました。

JOES Davos Next 2024は宇宙飛行士・山崎直子さんの基調講演の余韻のなかで新しい年を迎え、1月19日、いよいよグループディスカッションが始まりました。 使用言語は例年通り日本語と英語。日本語グループと英語グループの数はどちらも6で、第1回目のディスカッションの日程は日本時間1月19日の午前8時、午前11時、そして午後5時。それぞれオンライン会議Zoomで開催されました。 「みなさん、おはようございます。あ、こんばんはの人もいますね」「日本は寒いみたいですが、こちらは夏ですよ」と、世界各地から参加者が集うJOES Davos Nextならではの挨拶が交わされ、自己紹介から課題発表、そして基調講演の振り返りと山崎直子さんへの質問と、ディスカッションが順調に進んでいきました。