JOES Davos Next 2025 この秋、「ウェルビーイング」について考えよう
2025年8月13日
Davos Next

この秋、「ウェルビーイング」について考えよう

JOES Davos Next 2025が始動しました。

これからの社会を支える子どもたちが、世界でおきている課題について、異なるバックグラウンドや視点を持つ世界中の仲間とオンラインでつながりながらともに学び、調べ、発信していくイベント、JOES Davos Next。今年はその4回目となります。 

今年のテーマは「ウェルビーイング」です。

そもそも、「well-being」という外国語、どうやら「しあわせ」と訳すようなのですが、みなさんはどう考えますか。

そして、JOES Davos Next の代名詞ともいえるPART2のスタイルに、今年は変化があるようです。 

いよいよ8月18日(月)から参加募集が始まる今年度のJOES Davos Nextについて、Davos Next事務局に聞きました。 

(取材・執筆:只木良枝) 

 

——今回のJOES Davos Next、昨年からの変更点を教えてください。 

 

PART1が基調講演で、PART2ではそれを踏まえて子どもたちが学びを深めていく、という基本スタイルは同じですが、実施方法が少し変わります。

まず、参加申し込みをした人を対象に、事前ワークをご案内します。基調講演を視聴する前に課題に取り組み、自分なりに「ウェルビーイング」について考えてみていただきたいと思っています。

PART1の「Keynote Session - 基調講演」は、2025年11月19日(水)19:00~、ライブ配信を予定しています。当日、講演に続けて質疑応答を実施する予定です。

講演タイトルは「しあわせ(well-being)ってなんだろう?  ~みんなとつながる"わたし”の力」。講師は馬奈木俊介(まなぎしゅんすけ)先生です。

 

PART2の「Share on Session - トピックボード」では、専用掲示板を使って世界中の参加者と一緒に考えを深めていきます。トピックボードは10月15日(水)にオープン、12月12日(金)にクローズの予定です。 

 

 

——事前ワークってどんなことをするのですか? 

 

自分の「しあわせメーター」を作るというワークを予定しています。

イベント申込後にとどく「完了メール」に課題が記載されています。それをもとに、「自分にとってのしあわせ」と自分なりに思う「しあわせとは何か?」を考えてみましょう。 このほかに、子どもたちが楽しく「しあわせ」について学べるワーク等を用意しています。  

JOES Davos Next 2025 この秋、「ウェルビーイング」について考えよう

 

——基調講演はライブ配信だけですか? 英語版はありますか? 

 

後日オンデマンド配信をおこないますので、世界中どこからでも、いつでも視聴していただけます。また、講演は日本語ですが、英語版の提供も予定しています。 

 

 

——講師の馬奈木俊介先生ってどんな方ですか? 

 

馬奈木俊介先生は九州大学主幹教授、都市研究センター長で、「ウェルビーイング」の専門家。「しあわせ」について科学の力で考え、みんながよりよく生きられる社会をつくるために、国際機関の委員をつとめるなど、世界中で活躍されています。

馬奈木教授には、「しあわせ」の意味、ウェルビーイングの計測、そして「しあわせ」な国づくりの方法についてお話しいただく予定です。 

 

 

——対象は? 

 

講演の内容は、小学5年~中学3年程度を想定していますが、子どもからおとなまでどなたでも視聴いただけます。これは昨年までと変わりません。

家族みんなで視聴して親子の対話が深まる機会になればと思っています。また、例年、学校や学年・クラス単位で参加されるケースも多く、授業の中で事前学習・事後学習などをとり入れている学校もあるようです。ぜひご活用いただきたいです。

 

 

——質疑応答も講演当日にあるのですか?

 

昨年は山崎直子宇宙飛行士の基調講演をオンデマンドで先行公開し、翌々月にQ&Aセッションをライブ配信しましたが、今回は基調講演に続けて実施します。

事前にお寄せいただいた質問について、馬奈木先生にライブでご回答いただきます。なお、質問の募集に関しては基調講演を申し込まれた方にご案内します。  

 

 

——JOES Davos Nextといえば、世界中をつないだグループディスカッションのイメージが強いのですが?  

 

今年は、過去3回のような小人数のグループによるディスカッションは実施しません。 

「Share on Session - トピックボード」として、参加者が専用掲示板を使って自分の考えを発信し、オンラインでつながっている世界中の仲間たちの参加者の意見を読み、違う視点を参考にしながら自分の考えを深めていきます。 

「しあわせ(ウェルビーイング)」を考えることは自分の心と向き合うこと。そのためには自分自身との対話が大切です。このため、今回はグループ単位でのディスカッションではなく、参加者全員とオンラインでつながった空間で、自分の意見を発信する方法を採用しました。  

 

 

——PART2の対象者は?

 

小学5年生~中学3年生相当の子どもたちを対象としています。

参加にあたっては10月13日(月)までにPART1にエントリーしていることが条件になります。イベント申込後に届く「完了メール」に記載のURLよりお申込みください。  

 

 

——掲示板に書き込むという行為は、荒れたり炎上したり、あるいはうっかり個人情報を書きこんでしまったりなどの危険があると思うのですが。

 

JOES Davos Nextで用意する掲示板には、みなさんの活動を応援してくれる帰国生の先輩(OB・OG)サポーターがついて、必要に応じてお手伝いや助言をします。安心して参加して、書き込んでください。

ご家庭のみなさんからも「相手を傷つけるようなことは書かない」「ほかの人が作ったものを自分の作品のように載せない」「個人情報を書かない」等、ルールやマナーについてお話いただけましたら幸いです。

 

 

——基調講演に参加してもっと考えを深めたくなった場合、PART2トピックボードに参加することはできますか?

 

PART2は基調講演前の10月15日(水)にスタートしますので、参加申込はその2日前の10月13日(月)に締め切りとなります。

ですので、PART2のトピックボードへの参加をご検討中の方は、早めにお申し込みをお願いします。 

 

 

——PART2は学校参加できますか?

 

PART2に学校参加することはできません。

しかし、PART1に学校参加した児童生徒がPART2へ個人的に参加することはもちろんできます。ただし、この場合、事前に個人参加としてエントリーしてください。 

 

 

——申込開始はいつですか?

お盆休み明けの8月18日(月)です。  

 

 

>個人参加の方は、JOESのマイポータルより、お子様本人のアカウントから参加申込をお願いいたします。 

※複数人参加される場合は、それぞれのお子様のアカウントからお申込みください。  

 

 

>学校参加の方は、サイト内で申込についてご案内する予定です。  

 

みなさんの積極的なお申し込みをお待ちしています。  

 

 

 

 

●JOES Davos Next 2025公式サイトはこちら

https://www.joes.or.jp/kojin/jdnext

https://www.joes.or.jp/kojin/jdnext

 

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