これから出国されるご家族、滞在中のご家族、帰国後のご家族の悩みを、海外子女教育振興財団 教育アドバイザーがお答えします。
イタリア・ミラノの日系会社で働く、佐藤美喜子さん。趣味のバイクを通じて憧れだったイタリア人ライダー、バレンティーノ・ロッシ選手の影響でイタリア語を学び始め、何年も思案した末に新卒から勤めた銀行を退職し、イタリアへ渡る。語学学校を終える頃にコロナウィルスが流行し、アルバイトをしながらイタリア生活を続け、ミラノで日系会社に現地採用される。今年、憧れのバレンティーノ選手と念願の対面を果たした。イタリアへ渡るまで悩んだ期間、コロナ禍を耐えた時期、イタリア人に学んだイタリア流の現在の生活などについて、話を聞いた。
小学校の5年間をイギリス、ウィンザーで過ごした渋谷真帆さんは、日本に帰国後、カルチャーギャップに苦しむ数年間を過ごした。あれから20年経った今、イギリスの小学校で学んだのは、「個性の違いを理解する姿勢」だったと振り返る。個性が認められず、「キコクのまほちゃん」のレッテルを貼られた自分に違和感を覚えていた中学校時代に渋谷さんに寄り添ってくれたのは、イギリス時代に出会った「馬」だった。
海外子女教育振興財団では、帰国子女・海外子女を受け入れている学校にも「学校会員」として維持会員に加わっていただいており、毎回一校ずつ紹介しています。今回は福岡県にある明光学園中学校・高等学校です。
各校自慢の校歌を紹介してもらいました。今回はメキシコにある グアナファト日本人学校です。
ベルギーのブリュッセルインターナショナルスクール(The International School of Brussels)で勤務する石田まり子先生。異国の地ベルギーで、英語もままならない状態でインターナショナルスクールの高校教師となり、いつの間にか20余年が過ぎた。現在は学校の枠を超え、ヨーロッパ各地で学ぶ日本人の家庭から教育に関する相談を受ける教育コンサルタントの役割も担う。そんな石田先生が見ている海外における日本語での教育の現状と課題とは?
共同通信社の政治部記者として、毎日深夜まで働いていた小西一禎さんは、2017年に会社の制度を使って休職し、妻の海外赴任に同行する形で渡米する。肩書きがなくなり、5歳の娘と3歳の息子を育てる父・夫としてスタートしたニューヨーク・マンハッタンの対岸、ニュージャージー州での新生活。ここで、小西さんは、自ら「駐夫(ちゅうおっと)」を名乗り、同じ境遇にいる日本人男性にメッセージを発信した。代表を務める「世界に広がる駐夫・主夫友の会」の活動から見えてきた「駐夫」の現状と今後の課題とは?
帰国生の中には、一般の大学だけでなく美術系大学や美術系学部への進学を目指す生徒も多くいるでしょう。そうしたニーズに応え、各大学では帰国生向けの入試が展開されています。しかし、美術系大学・学部には一般の大学とは異なる対策が求められるはず。今回は、美術系大学・学部への進学サポートを行う代々木ゼミナール造形学校の石川聡先生に、日本の入試の特徴をヒアリング。さらに、多摩美術大学・筑波大学芸術専門学群の入試担当者と帰国生向け入試に合格した学生に、受験のポイントや対策についてじっくり話を聞きました。
JOES Davos Next 2024の基調講演の配信がはじまりました。 講師は宇宙飛行士の山崎直子さん。「宇宙から学ぶ地球の問題」がテーマです。昨年までとはやり方を変え、今年はあらかじめ録画した基調講演動画をオンデマンドで配信します。 日本語版と英語吹替版が用意され、どちらにもフリガナ付きの日本語テロップがついています。 JOES Davos Nextのディスカッションイベントは小学校5年生から中学生を対象としていますが、基調講演は、小さな子どもから大人まですべての人を対象にしています。そして日本語と英語のどちらでも、自分の得意なほうの言語で気軽に視聴してほしいという、JOESの願いがこめられています。 さらに来年2月には、ライブで山崎さんが登場するQ&Aの時間が予定されています。このQ&Aも、リアルタイムで視聴できなくても大丈夫なようにオンデマンド配信を予定しています。 講演に先立って行われたインタビューで「もし子ども時代にJOES Davos Nextが開催されていたら、きっと私も参加したいと思ったはず」と語っていた山崎さん。爽やかな笑顔で画面に登場して、わかりやすく優しい口調で世界中の視聴者に語り掛けました。