アーチの下で未来を創る
1.
明るく 楽しく みんなで 集う
希望に 満ちた 夢をもち
先生 家族の 支えの上に
アーチの下で 学んで 行こう
手を取り合って 未来を 創る
セントルイス日本語教室
2.
笑顔が あふれる みんなの教室
三つの桜が 寄り添って
一つの絆で 心も強く
輝く明日へ 進んで 行こう
力合わせて 未来を 拓く
セントルイス日本語教室
作詞:溝口 優生 作曲:的場 英也
セントルイス日本語教室は、1977年に地元の子どもたちに日本語を学ぶ機会を作ってあげたいという母親たちが立ち上げた青空教室から発足し、開校後すぐにミズーリ州で初めて日本国政府から認可を受け、日本語補習校となりました。現在は、幼稚園年少から中学校3年までの生徒たちが、毎週土曜日に集まり、日本語の学習に励んでいます。また、課外活動も盛んで、運動会、新年会、秋の文化祭など日本の行事を楽しんでいます。毎年レイバーデーの週末には、セントルイスボタニカルガーデンで開催される大規模の日本祭にも参加し、山車や盆踊り、折り紙、習字など日本の文化を広める活動も行っています。
学校歌は2019年に、子ども、保護者、教師から歌詞を募り、当時小学6年生だった児童の歌詞をもとに作制されました。曲は日本語教室に縁のあった作曲家の的場英也氏が担当し、完成しました。1番と2番を締めくくる「セントルイス日本語教室」は口ずさみやすいメロディーで、子どもたちにも人気です。セントルイスを象徴するゲートウェイアーチが歌詞に組み込まれており、セントルイスらしさが表されています。また、「3つの桜」は保護者、教師、子どもが一体となって学校が支えられていることを意味し、これは学校旗にも表現されています。校歌は、前向きで希望のあふれる言葉で構成され、校歌を通して、歌う全員が、元気づけられるよう、また、卒業後、日本帰国後も、セントルイスや日本語教室での楽しい日々を思い出し、未来に活躍して欲しいとの願いがこめられています。
そんな思いが通じてか、子どもに人気のある箇所もそのような歌詞に集中しました。
「セントルイス日本語教室」のメロディーが歌いやすくて好き。(小5児童、小1児童)
「ひとつの絆で 心も強く」が、励みになる。(小5児童、小3児童)
「明るく楽しく」の出だしが、幼稚園からずっと楽しかったことを思い出させてくれる。(卒業生)
「アーチの下で学んでいこう」がセントルイスらしい。(小2児童、小5児童)