2023年12月25日
校歌の広場

アンマン補習授業校(ヨルダン補習授業校)校歌

一 
ヨルダン 朝日がまぶしい 
風が そよそよ ゆらいでる 
大地に 足をつけ 
未来を 夢見てる 
遠く 離れた 
祖国 日本を胸にきざみ 
ヨルダンの風に乗り 
夢を羽ばたかせて  

二 
ペトラ遺跡の朝焼けに 
オリーブの実の 香りする 
ワディラムの 星空で 
夢を 語り合い 
遠く 離れた 
祖国 日本を胸にきざみ 
ヨルダンの 仲間たちと 
世界の平和願う

 

♪アンマン補習授業校(ヨルダン補習授業校)の校歌を聞いてみよう  ※動画あり

 

遠く離れた砂漠の国から願う平和

本校は1978年に設立され、2023年9月現在、小学1年から中学2年まで12名の児童・生徒が在籍しています。民家の1階を借りて金曜日の午前中だけ開校し、日本の学校のように生徒会長、生活係、図書係などを設置、児童・生徒も自主的に学校のことを考えられるよう、生徒、講師、保護者が協力して運営しています。

 

本校の校歌は、2015年に音楽を専門とする保護者のご厚意により作詞作曲されました。ペトラ遺跡、オリーブの実、ワディラムとヨルダンならではの単語が盛り込まれており、当地らしさを感じられる校歌です。歌詞は当時の児童・生徒の意見も取り入れられました。バッググラウンドの異なる子どもたちも意見を出し合い、校歌制作に取り組むことで補習校の全員が一つになれた瞬間だったと当時の講師、作詞作曲をされた保護者の方は振り返られています。

 

校歌歌詞には一般的に学校名が入っていますが、この校歌には学校名が入れられておりません。この校歌が生まれた2015年は中東で痛ましい事件が発生し、日本人も犠牲になった年でした。ヨルダン全体が悲しみに包まれる中、この校歌は補習校だけのものでは無く、ヨルダンの日本人全体として平和を願いたいという作曲者の想いが込められており、「ヨルダン補習校」という言葉があえて入っていないのです。そして子どもたちには、日本と全く違う環境の中でヨルダンの仲間たちと切磋琢磨し、平和を願える人になってほしいと願ってやみません。

 

こどもたちの声
 
■この校歌の最後にある世界の平和を願う歌詞が、ヨルダンの周りで起こっている争いが終決することを思うヨルダン在住の日本人の心と合っていていいと思います。(小6)
 
■僕はこの校歌について、安心感があると思います。なぜならこのヨルダンで日本のことを思い出せるからです。(小4)
 
■ヨルダンのことがよくわかる歌詞で好きです。(小5)
 
■私は、ヨルダン校歌をみんなで歌ったりして楽しいです。(小4)
 

 

 

 

 

 

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