
7代目尾上菊五郎に入門し一般家庭から歌舞伎俳優となった尾上音蔵(おのえおとぞう)さん。彼のルーツは、生後半年から5歳まで暮らしていた南アフリカ共和国・ヨハネスブルグにあった。一見つながりを感じさせない南アフリカでの日々が、歌舞伎俳優として音蔵さんの今に意外な部分でつながっていると話す。これまでの海外経験や言語習得によって培われた力について話を聞いた。

文部科学省後援事業「日本語検定」は、日本語を使うすべての方のための検定です。敬語・文法・語彙・言葉の意味・表記・漢字の6領域と総合問題で、日本語力を幅広く測ります。小学生から社会人まで、幅広い年齢、職業の方が受検しています。


アメリカ・イリノイ州シカゴ近郊で生まれ育った川勝慶成さんは、小学校3年生のとき、初めて日本に帰国し、公立小学校に通い始めた。しかし、スピードの速い日本語や「みんな同じ」を強制されるような雰囲気により、次第に劣等感を感じるようになる。学校で目立つことを避けるようになってしまった小・中学校時代を経て、川勝さんは高校時代にやっと自分の居場所を見つける。それは、困難を抱える若者を支援する活動。アメリカで多様性の中で暮らし、帰国後は勉強が苦手で疎外感を味わった経験が、困っている人に寄り添う活動と共鳴した。

海外子女教育振興財団では、帰国子女・海外子女を受け入れている学校にも「学校会員」として維持会員に加わっていただいており、毎回一校ずつ紹介しています。今回は神奈川県にあるサレジオ学院中学校・高等学校です。

海外赴任を経験した様々な家族のストーリーを紹介します。新聞社に勤務する夫ヒロシと妻ユミは、長男コウタロウ、長女ミナミと共にアメリカ・ワシントンDCで3年間の駐在生活を経験した。コウタロウは小学校5年から中学校2年まで、ミナミは小学校1年から4年までを近隣メリーランド州の現地校で過ごし、たくさんの友達ができた。3年間のアメリカ生活を経て、帰国した子どもたちは、地元の公立校に戻るが、ミナミはカルチャーギャップに苦しむことに。それでも間もなく日本社会に順応し、自分の居場所を見つけて行った。帰国後に改めて感じる「駐在生活で得たもの」について詳しく聞いた。(仮名)

全世界の日本人学校では約1.5万人、補習授業校では約3万人の児童生徒が学んでおり、所在する地域の事情や在籍人数など学校の状況は多種多様です。ここでは世界各地にある日本人学校や補習授業校をご紹介します。今回は、オランダにある「ロッテルダム日本人学校」です。

過去3回のJOES Davos Nextにおいて、基調講演の司会やQ&Aセッションの司会者として子どもたちからの質問を先生に投げかけてきたフリーキャスターの桑原りささん。参加者にリピーターの多いJOES Davos Nextですから、子どもたちにも保護者にももうすっかりおなじみになりました。イベント当日の司会だけではなく、高校生・大学生ファシリテーターへの研修も担当するほか、運営委員として、JOES Davos Nextを立ち上げ時から強力に支えてくださっています。 4回目を迎える今年度のJOES Davos Nextにも、桑原さんはもちろんご登場いただきます。今回の基調講演講師の馬奈木俊介先生から、桑原さんはどんなお話を引き出してくださるのでしょうか。 ヨーロッパ出張中の桑原さんは、イタリアの素敵な街角のカフェから、オンラインでJOES Davos Nextへの想いを語ってくださいました。

アメリカ駐在中の料理研究家柏木京子さんの料理コラム

アメリカ、オハイオ州に住むカレン・リーさん。テキサス州に生まれ、生後3カ月で国際言語学を教える父の仕事でマレーシアに引っ越し、7歳までを過ごした。その後再びテキサス州で暮らし、10歳から12歳までをシンガポール、12歳から14歳までをオーストラリアで暮らした。テキサス州で高校、大学を過ごして、現在はアジア系の夫と2人の子どもと共にオハイオ州で暮らしている。移動の多い成長期の利点や難点、現在振り返って考えることなどについて、話を聞いた。

これから出国されるご家族、滞在中のご家族、帰国後のご家族の悩みを、海外子女教育振興財団 教育アドバイザーがお答えします。今回は帰国が決まり帰国生枠受験について悩むご家族からのご相談です。
