ローマ日本人学校は開校35周年、児童生徒数・教職員数ともに13名の小規模校です。
日本とイタリアが外交関係樹立160周年を迎える今年、「特色ある学校づくりを通して、選ばれる在外教育施設をめざす」「日本の伝統的な遊びを通してローマのよさを発信する」「“オールローマで!”を合言葉に取り組むことで、すべての人が一層ローマを愛する」ために、イタリアにある在外教育施設だからこその「かるた」を製作しました。
ローマ日本人学校が中心となり、ローマ日本語補習授業校とフィレンツェ日本語補習授業校、さらにはローマの現地校(La Salle校)とインターナショナルスクール(Ambrit International School)との協働で、「ローマ」をテーマに絵札はイタリアの子どもたちが、読み札は日本の子どもたちが担当して作りました。
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プロジェクトの立上げ
在イタリア日本国大使館の前大使から、2024年度卒業式の式辞で「日伊外交関係樹立160周年に向けて、学校としてTryしてみよう!」というお言葉をいただいたのがきっかけで、本校の教員が話し合って「カルタ製作」を企画。学校運営委員会の了承を経て、日本人会理事会でプロジェクトの説明を行いました。
その後、日伊の教員間で共通認識を持ち、イタリアの子どもたちにもじっくりと内容を理解してもらうプロセスを踏んだため、全員が非常に高い意欲を持って取り組めました。
イタリアの学校と連携
(1)教職員
まず、La Salle校とAmbrit International Schoolに出向き、教職員を対象にプロジェクトの概要を説明して協力を依頼しました。
イタリア語で「かるた(carta)」は「紙」を意味するため、まずは「かるた」が日本の伝統的な遊びであることを説明しました(日本の「かるた」は16世紀(戦国時代)にポルトガルから伝わってきたもので、ポルトガル語のCARTA(カード)に由来しますが、ヨーロッパではカードゲーム的な意味合いが強いようです)。
その上で、2026年度が日本とイタリアにとって記念すべき年であること、そして子どもたちが主体となって協働で一つのものを作り上げる意義を話したところ、趣旨に深く賛同してくださり、モチベーションを高めていただけました。
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(2)生徒
次に、生徒を対象にプロジェクトの概要を説明し協力を依頼しました。イタリアの子どもたちは興味津々。日伊協働でカルタを作ることが決まりました。
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製作スタート
イタリアの学校との協働でカルタの製作を行うことが決まると、子どもたちからは大歓声。非常にやる気に満ちあふれていました。読み札は日本の子どもたち、絵札はイタリアの子どもたちが担当します。
まずは、ローマ在住の日本人会の方々の協力で、54個のテーマを選定しました。そして、トランプとの併用にあわせて、トランプカードのマークごとにテーマを「♥観光」「♠歴史」「♦自然(食・衣等)」「♣文化」の4つに大別しました。例えば、トレビの泉(観光)、カラカラ浴場(歴史)、ワイン(自然)、バチカン美術館(文化)といった感じです。
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オンラインで俳句の授業
出来上がった読み札の俳句は、オンラインで専門の先生方に添削をしていただきました。
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俳句に添える解説文の校正
担当教員がローマ在住の翻訳家と解説文の校正を行いました。

完成!


お世話になった仲間へ「かるた」を配付
La Salle校とAmbrit International Schoolは6月が卒業シーズンとなるため、絵札を担当した卒業生(8年生)全員に卒業記念として「かるた」をプレゼントしました。

在イタリア日本国大使館にも贈りました。

今後の展望・夢
ローマに暮らす日本の子どもたちがイタリアの子どもたちと交流するときに、かるた遊びをとおしてローマという街の奥深さと裾野の広さを再確認し、さらに愛着を持つようになることを願っています。
プロモーション動画
企画立案から製作までのストーリーを動画にして、ホームページで発信する予定です。
<動画のリンク先>






