ところ変われば、学校もわからないことだらけ

 

F.Sさん(アメリカ)
 親子ともドキドキしながら迎えた登校初日。教室までは一緒に行って、「頑張ってね~」と送り出し、終日なにも手に着かずそわそわ。学校にお迎えに行って、「あれ、子どもたちってどこで待っているのかしら?」と、待ち合わせの場所を決めていなかったことに初めて気づきました。オフィスに「私の子どもたちはどこにいるのかしら?」と尋ねても、「そんなこと知らないわよ」と言われる始末(そりゃそうだ)。少しずつお迎えの波も収まった頃、手を繋いで待っている子どもたちに「ごめんね~」と駆け寄った次第です。後から駐在される方々には、「待ち合わせポイントは決めておきましょうね」とお伝えしておきました。
 

 

クレスキャットさん(スリランカ)
 長女がインターに登校した初日、スリランカ人の同級生から「オマエハモウシンデイル!」と言われたと家で報告。私たち大人は「やだー!すごいねー!(日本のアニメの、そんなセリフを知っていてくれて)良かったねー!」と返しましたが、娘が元ネタを知らなかったということを帰国後しばらく経ってから知り、場違いな受け答えをしてしまったことを遡って謝りました。

 

こねこチャンネルさん(イギリス)
 現地校(Year 8)に編入直後の数学のテスト。テスト2日前に電卓が必要と言われ、Amazonで発注するも間に合わず。大和魂で電卓なしでいざテスト。結果はともかく、手計算で解いたことを数学の先生に褒められた娘でした。

 

クレスキャットさん(フィリピン)
 インターナショナルスクールのテストなどが返却されてきたのを見て、「✓(✕)ばっかりじゃん!」とひそかに焦っていたら、子どもたちは日本で通っていた英会話教室で「✓=正解」というのを知っていて、私一人だけが冷や汗をかいていました。

 

(K)さん(アメリカ)
 初めての海外赴任で、学校へ通い始めて2週間が経つ頃、子どものクラスメートから自宅で催すお誕生会への招待状が届きました。指定の日に訪問するとなんと不在。初めての友人宅への訪問に期待と不安で緊張している息子にどう伝えていいかわからず、家の前で途方に暮れていると一台の車が停車。その方は孫の誕生日を祝うために別の州からやってきたおばあさまでした。今日のパーティーはどうなったのか伺うと、「招待状を見せて」と。差し出すと「パーティーは2日後の土曜日よ」とのこと。よく見ると私が「4」と認識した数字は「6」でした。アメリカ人の書く数字は「6」が横にひっくり返って「4」に見えることがあります。おばあさまに笑って抱きしめられ、恥ずかしいやらほっとしたやら。後日、子どもは無事に誕生会で楽しいひとときを過ごすことができました。

 

F.Sさん(アメリカ)
 初めてブックリポートのプロジェクトが始まったとき、「ブックリポートとはなんぞや?」ということも知らずにいたので、子どもが持ち帰った宿題を見て「こんな大変な宿題がでるのか」と驚きました。締切日まで数日。せっせと手伝い、なんとか間に合わせました。
 担任の先生に見せると、「あら最後までやってしまったの?」と困惑された様子。第一段階としての下書きを提出する締切日だったようです。それ以降、知らないことは知らないと明確にして、先生にたくさん質問してご指導いただくようにしました。

 

さんきち家族さん(アメリカ)
 現地校への編入手続きをオンラインでしましたが、待てど暮らせど2週間連絡が来ず。学校にアポなしで乗り込んでみたら、翌日に入学許可をもらいました。この2週間はなんだったんだろう……さすが交渉大国。

 

Candyさん(イギリス)
 アメリカの現地校に通っていた8歳の息子を連れ、横移動でロンドン郊外の田舎街へ。先に渡英した夫が住居を決めていましたが、運よくとても立派な家々の並ぶ住宅地で、ここの学区なら問題ないだろうと、夫が決めた地元の公立小学校に転入。学区内なのに、徒歩圏内ではなく車での送迎なのがちょっと引っかかりましたが、広い敷地の家が多く、学区が広いので仕方がないのかなと思っていました。
 しかし、通い出してすぐに「あれ?」と思うことばかり。まず、1学年1クラス10人程度(え、少な……)。Parents Dayに行ったら来ているのは、私ともう1人のみ(え、嘘でしょ?)。学校から保護者へのお知らせは、「頑張って学校に行かせましょう!月曜から金曜まで登校したらアイスクリームのご褒美がもらえる!」(は? なんで?)。「駐車マナーに気を付けて。学校のご近所の方と大声でもめないでください!」(マジ?!)、という内容でした。また、「うちの息子はイギリスの歴史や地理を全く知らないので補習や予習など必要ですか」との問いには「No Problem! 」(いやいや問題あるでしょ)。宿題もほぼなく、学校で何をやっているのかわからず先生にお聞きしても、「No Problem!」(じゃなくて、知りたいんですけど)。
 しかも、息子は9月生まれのため、アメリカとイギリスでは学年が1年ずれることから小学3年生を2回やることになってしまい、ほぼ脳みそを使わずに1年間遊んで暮らしてしまいました。これはまずいと思い、次の年はテストを受けて現地の私立小学校へまた転校。どうやらその居住区のほとんどの子どもたちは私立に通うのが普通で、アメリカの公立校の要領で、よく調べずに夫に任せてしまったことをとても反省しました。

 

 

投稿してくださった皆さん、ありがとうございました!