ポート・オブ・サクラメント補習授業校(アメリカ)
小学部3年担任
はっちゃん先生
みなさんきっと一度は思ったことがあると思います。
どうしてわたしだけ・ボクだけ土曜日も学校に行かなきゃいけないの?
アメリカの学校と日本の学校、両方の宿題をしないといけないの?
一度どころかいつも思ってる人もいるかもしれません。
その理由を考える前に、一つそうぞうしてみてください。
"そうぞう" というのは頭の中で考えてみる、イメージしてみるということです。
みなさんが学校から帰ってからお母さんがこう言いました。
「今日のオヤツは○○(あなたの名前)の大すきな△△よ」
△△はケーキかもしれないし、チョコかもしれないし、アイスかもしれません。
大好きなおかしをそうぞうしてみてください。
その時、みなさんは「えー、何で△△食べなきゃいけないのー」と言いますか?
きっと言いませんよね。
「やったー、△△だー」って言いますよね。
それではなぜ、お母さんはみんなの大好きな△△を買っておいてくれたんだと思いますか?
もちろんそれはみなさんによろこんでほしいからですよね。
今日も学校をがんばったみなさんに「やったー!」と言ってほしいからです。
ほ習校は、お母さん・お父さんがみなさんのために一生けん命に用意してくれたとびきりのオヤツなんです。
みなさんが大人になった時、「あのオヤツおいしかったー!」と同じように「ほ習校に行っててよかったー!」と思う日がきっと来ることを知っているからなんです。
先生もそうです。
それを知っているから、宿題も出すしテストもするんです。
けっしてイジワルでやっているわけではないんですよ。
そんなのしんじられないという人は、ぜひお友だちと話し合ってみてください。
「先生はイジワルで宿題出してないなんて言うけど本当かなぁ?」って。
「先生もけっこういいかげんなとこあるからね」なんて言われてしまうかもしれませんが、
「でも先生、うっかりミスはあってもウソは言わないよね」ってなってくれるとうれしいです。
いろんな話をさせてもらいましたが、さい後は一言、こんな言葉をみなさんにおくらせてください。
”マザー・テレサではないけれど、あなたのまわりの大人はみんな、あなたのことを愛していますよ。”