日販アイ・ピー・エス賞

ぼくとミミズがそだてたやさい  

キャンベラ補習授業校(オーストラリア)
小3 林 慶多
 

 「おいしい~。」


 ぼくたちは学校でスパゲティーを食べていました。でも、それはふつうのスパゲティーではありません。学校のにわで自分たちがそだてたトマトを、自分たちでしゅうかくして、自分たちで作ったトマトソースのスパゲティーです。


 ぼくのキャンベラの学校では、三年生からステファニーアレクサンダーキッチンガーデンというプログラムが毎週木曜日にあります。そのプログラムには、りょう理をするキッチンのじゅぎょうと、たねをまいてそだてたり、しゅうかくしたりするガーデンの二つのじゅぎょうがあります。


 キッチンのじゅぎょうでは、グループできょう力して一つのものを作るときと、自分一人で一つのものを作るときがあります。今までに、にんにくを切ったり、トマトをつぶしたり、ピザの生地を作って丸くしたり、ネギのチヂミを作ったりしました。


 ガーデンのじゅぎょうでは、そだてたトマトやキューカメロン(キュウリとスイカのハイブリッド)、ほうれん草、パセリをしゅうかくしたり、かっているにわとりをかんさつしたり、にわとりがうんだたまごをあつめたりしました。そのほかにも、にわのざっ草をぬいたり、ひまわりのたねのとり方を習って、じっさいにとってみたりしました。また、学校にはワームバケットというミミズが入っているコンポストがあって、そこにキッチンで使った野さいのかわやいらないぶ分、のこした食べ物などを入れていきます。その生ゴミをミミズが食べて、土にしてくれるということもガーデンのじゅぎょうでならいました。


 ぼくの家のにわにもコンポストがあります。生ゴミぶくろはゴミすて場にすてないで、全ぶこのコンポストに入れます。その後、ざっ草を入れて、生ゴミぶくろをシャベルでつぶして小さくします。生ゴミぶくろはとうもろこしのかわからできているので、そこまで時間がかからずに分かいされます。ミミズが生ゴミを分かいしてえいようたっぷりの新しい土にしてくれるので、その土をまた花だんにもどして、トマトやいちごをそだてることができます。


 ぼくは家のコンポストをくわしくかんさつしてみました。すると、白い虫が中にいました。
「この白い虫は何?」
とお父さんに聞いてみると、
「これはバクテリアを食べてくれて、ミミズのうんちを細かくしてくれる虫だよ。」
と教えてくれました。調べてみると、トビムシと言ってミミズの分かいをたすけてくれるいい虫だと書いてありました。コンポストはちょっとくさいけど、その中では色々な虫やばいきんががんばってはたらいてくれているということにおどろきました。


 でも、日本にすんでいるグランマの家にはコンポストがないことに気がつきました。グランマはいつも生ゴミをふつうのゴミとしてすてています。その生ゴミはもやさないといけないので、二さんかたんそがふえておんだんかがすすんでしまいます。それにくらべたら、家でコンポストを作る方がかんきょうにいいと思いました。


 グランマみたいにコンポストがない人や、マンションなどにすんでいてにわがない人はどうしているのだろうとふしぎに思って調べてみると、ベランダでできる小さめコンポスト(とくべつな土を入れる)や電気の力で生ゴミを土にしてくれるきかいなどがあるということを知りました。


 今ぼくは、学校でしゅうかくしたキャベツのたねを家のにわにまいてそだてています。一か月たったら、めが六本はえてきました。一番大きいのは今七センチくらいの高さです。ミミズやトビムシのおかげでえいようたっぷりの土の中で、どれくらい大きくなるかな、そのキャベツで何を作ろうかな、と今からワクワクしています。