JOES Davos Next 2026 に向けて… ラグビーリーグワンプレーオフトーナメント決勝戦 観戦レポート
2026年9月14日
Davos Next

JOES Davos Next 2026 に向けて… ラグビーリーグワンプレーオフトーナメント決勝戦 観戦レポート

海外子女教育振興財団のWebサイトで、すでにJOES Davos Next 2026の参加募集が始まっているのをご存知でしょうか?

 

誰もがよく知っている、プロラグビー選手のリーチ マイケルさんが、今年の基調講演講師です。 

 

15歳で来日、日本の高校・大学ラグビーでの活躍を経て、ジャパンラグビーリーグワンの東芝ブレイブルーパス東京へ。日本代表にも選ばれ、日本ラグビーが世界に存在感を示した2015年、2019年のワールドカップではキャプテンをつとめたリーチ マイケル選手。自分自身が異文化に飛び込んだ経験を持つ一流のアスリートがJOES Davos Next の理念に共鳴してくださり、講演のテーマは、「自分が輝ける居場所を見つける(Find a place where you shine)」と決まりました。

 

今年12月予定の基調講演に向けての準備が着々と進む中、特別のご厚意により、ラグビーリーグワンの試合観戦にお誘いいただきました。NTTジャパンラグビー リーグワン 2025ー26 プレーオフトーナメント決勝戦。日本ラグビーの最高峰の試合のひとつです。

 

Davos Next事務局では、昨年度の参加者に呼びかけてチケットプレゼントを実施。たくさんの応募のなかから、抽選で12組24名の皆様をご招待しました。その当日の様子をお伝えします。 

(取材・執筆:只木良枝)

いよいよ6月7日(日)、決勝戦のカードはコベルコ神戸スティーラーズVSクボタスピアーズ船橋・東京ベイ。試合開始は15時なのに、昼頃にはすでに国立競技場のまわりはたくさんの人でにぎわっていました。 

 

「0」の形の競技場のてっぺんにあたる部分が千駄ヶ谷門 Aゲート。その前の広場にある銅像付近がJOES関係者の待ち合わせ場所です。あいにくの小雨模様が集合時間の頃には小やみになり、傘もいらないくらいに。当選者に指定席のチケットをお渡しして、試合開始までは自由行動。周囲のキッチンカーから漂ってくるおいしい匂いに誘われ、まずは腹ごしらえという声も。

 

競技場の中に入ると、ラグビーコートが思いがけない近さに迫ってきます。そして目の前にはゴールポストが。

試合が始まると、選手の動きひとつひとつに競技場全体がどよめきました。5万人がラグビーボールを見つめる濃密な時間です。

 

前半は船橋がわずかに先行しつつ、両チームとも1トライ1ゴール。終了間際で神戸が追いついて、なんと13-13に。

 

後半がはじまると、神戸がペナルティゴールを続けて決めて19-13に。そのまま1トライ1ゴールでひっくり返る点差のまま、緊迫したプレーが続きました。

 

観客の誰もが残り時間を気にして場内の時計をチラチラ見始めた頃、猛然と船橋が神戸ゴール前に迫り、競技場の熱気は最高潮に。そして試合時間残り1分、船橋ゴール前でのスクラムが崩れ、神戸がペナルティキックの権利を得ます。キックは見事に決まり、その直後にノーサイド。22-13で神戸が優勝を決めました。素晴らしい試合でした。 

 

JOES Davos Nextやポッドキャスト『GROWING HEARTS(グローイングハート) | Podcast on Spotify』でおなじみのフリーキャスター桑原りささんと一緒に、参加した家族に感想を聞きました。テレビで観戦したことはあっても現地で見るのははじめてという人が多く、「トライの時の盛り上がりがすごかった」「迫力があって最高」「キックの力が思っていた以上に素晴らしい」「チームの仲間との協調が大切なんだということを感じた」と、口々に興奮気味に語ってくれました。   

ただ、中継・解説付きのテレビ放送とは違って、スタジアムでの観戦は目でボールを追うのが精いっぱい。正直なところ、途中で「あれ?、何でゲームが止まっているの?」「今のって、トライじゃないの?」と、戸惑ってしまうこともあったのですが…。 

 

すると、近くの席にいた子が「今のは●●という反則だからペナルティゴールの権利が与えられるんだ」「さっきのトライは、認定するかどうかビデオを確認して審議中」などと解説してくれました。小2からラグビーをはじめ、小6の今は区のチームで活躍しているそうです。

 

彼には、もう一つ大切なことを教えられました。 

 

この日、観客席は、それぞれのチームの応援ユニフォームを着こんだファンたちでいっぱいでした。神戸のチームカラーは製鉄所の「高炉の赤」、船橋は明るいオレンジで、スタンドは朱色に燃え上がっているようでした。パッと見ただけでは、誰がどちらの応援なのかわかりません。 

 

その上、どちらのチームのプレーにも競技場全体から大きな拍手がわくのです。船橋のユニフォーム姿の観客が神戸のトライに大きな拍手をおくる姿を見て首をかしげていると、彼がこう言いました。

 

「試合は片方のチームだけではできないでしょ。この試合が開催されていることに感謝して、相手チームにも敬意を払うんだよ」 

 

なるほど、ひいきチームの勝利だけを願うのではなく、試合そのものを応援しているということなのですね。試合終了後に電光掲示板に浮かび上がった「全ての人に敬意を込めて RESPECT FOR ALL」の文字を眺めながら、勝ち負けだけではないスポーツの魅力を実感しました。 

 

表彰式の後、グラウンドを歩きながらファンにこたえる両チームの選手たち。スタンド最前列に下りてあこがれの選手に手をふる子どもたちが、いつか、この舞台でプレーする日がくればいいなと思いました。    

貴重な機会をくださったリーチ マイケル選手に、心より御礼申し上げます。 

 

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当日のJOES運営スタッフ
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