1年間のカナダ留学必修の「グローバルフューチャーコース」を設置
「個」の力を伸ばし、心身ともに鍛える教育を徹底
愛知県一宮市にある大成中学・高等学校は、仏教の精神を教育方針の根幹に据える私立の中高一貫校。1988年に高校、1992年に中学が男子校として開設され、2003年に男女共学となった。校訓は「報思感謝」「自学自修」「質実剛健」。かねてより「個」の力を伸ばす教育に力を入れている。
「目標とするのは『個の発輝(はっき)』です。生徒一人ひとりの内なる輝きを外に発し、周囲の人たちにも良い影響を与える。そんな人材を育てたいと考えています」

そう語るのは、足立理事長兼高等学校長だ。大成中学・高等学校では、「学力」とともに礼節やマナー教育も重視し、自分の力を磨くだけでなく、周囲に心配りができる人間を育成している。スポーツ活動も盛んで、まさに「心身ともに鍛える」ことを理想としている。
大成中学・高等学校では、6年間を通して、さまざまな学びのスタイルを選ぶことができる。

難関私立大学の総合型選抜を狙える 「グローバルフューチャーコース」
まず基本となるのが、中学校から6年一貫の「ステューディアコース」。6年後に確かな学力と豊かな人間力を身につけられるように、「基礎期」「伸展期」「充実期(集大成)」の3つのSTEPに分け、生徒それぞれの成長に合わせた指導を徹底している。コース名には、「スタディ」と「イデア(理想)」を融合したコースである意図が込められている。このほか、外部から6年一貫のステューディアコースに編入する「ラトナディアコース」もある。中学4年(高校1年)次に編入生向けの特別授業を受け、中学5年(高校2年)から編入することができる。

帰国生が注目すべきなのは、「グローバルフューチャーコース」だ。これは、中学4年(高校1年)次からグローバル教育に特化したクラスに所属するコースで、高校から編入することもできる。
「形だけの国際コースでは意味がないと考え、1年間のカナダ留学を必修とし、3年間で卒業できるカリキュラムを考えました。中学4年(高校1年)の8月から1年間カナダに留学し、帰国後もしっかり進学指導をすることで、問題なく高校を卒業し、大学に進学することができます。グローバルフューチャーコースの卒業生は、難関私立大学の総合型選抜で、早々に合格を勝ち取るケースが多いですね」(足立理事長)
グローバルフューチャーコースの生徒たちの留学先は、提携するカナダの現地校。留学前後の手厚いサポートもコースの特長だ。留学前は、週13時間の英語学習で、「読む・書く・話す・聞く」の4技能を徹底的に鍛える。そして、留学中から留学後は定期的に個人面談を実施し、一人ひとりに合った学習指導・進路指導を行っているという。
足立理事長のコメントにもあった通り、カナダ留学を経験したグローバルフューチャーコースの生徒たちの多くは、現役で大学合格を勝ち取っている。慶應義塾大学、国際基督教大学などのグローバル系私立大学はもちろん、名古屋大学、東京外国語大学などの難関国公立大学への進学を決めた卒業生もいるという。
進学情報:https://www.aichi-shinwa-taisei.ed.jp/high/success/#success_1



自己アピールと面接を中心とした
「専願かがやき方式」が帰国生に人気
大成中学・高等学校では、「帰国生」に特化した入試は設けられていない。中学入試では多くの場合、一般入試ではなく「特別選抜」を選択する。こちらは、英語で学科試験(国語、算数、英語)を受けられる「英語方式」、自己アピールと面接を中心とした「専願かがやき方式」などを選ぶことができる。また高校入試では一般入試を受験して入学する。
中学校:https://www.aichi-shinwa-taisei.ed.jp/junior/admissions/
高等学校:https://www.aichi-shinwa-taisei.ed.jp/high/admission/
入学時期は、基本的に中学1年および中学4年(高校1年)のタイミングに合わせることになるが、中学・高校ともに編入生も受け入れている。個別の対応については、学校に直接お問い合わせを。
大成中学校 資料請求・お問い合わせ:https://ssl.form-mailer.jp/fms/f4830538755930
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中学校の杉浦和彦校長は、これまで多くの生徒たちを海外留学に送り出してきた。留学先から戻った生徒たちの成長ぶりには、今も驚かされるという。
「1年間のカナダ留学から戻ってくると引っ込み思案だった生徒がどんどん発言するようになっていることも多いですね。カナダで多様な文化に触れ、視野を広げることで、何倍もたくましくなって戻ってきます」
大成中学・高等学校のスローガンは、「一宮から世界へ、世界から一宮へ」。その言葉通り、生徒を海外に送り出すだけでなく、海外からも多くの留学生を受け入れているという。そのため、校舎内には、規律正しさの中にも自由で活発な雰囲気が漂っているという。

「本校では、これまでも数多くの帰国生を受け入れてきています。海外で多様な経験をした帰国生たちには、積極的にグローバルな視点をクラスにもたらしてほしいと思っています。またプラウディアコースでは、柔道でインターハイ優勝選手を輩出するなどスポーツも盛んです。野球やサッカーなど部活動で思い切り汗を流したい生徒にもおすすめです」(杉浦校長)
また、大成中学・高等学校の大きな特長は、卒業生たちとのネットワークだ。中学・高校の6年間を過ごした卒業生たちは、大学進学後や就職後も母校を訪れ、後輩にさまざまなアドバイスをくれるという。 最後に杉浦校長から、帰国生とその保護者に向けてメッセージをいただいた。
「本校は、比較的少人数制のアットホームな雰囲気の学校です。そのため、ここで出会った仲間は、一生の付き合いになっていくことも多いです。ここで、同世代の仲間たちと一緒に自分の可能性を思う存分切り拓き、社会に貢献できる人材に育っていってほしいと思います」







