2025年11月6日
特集

第46回海外子女文芸作品コンクール 審査結果発表(作文その3)

 

 海外子女教育振興財団主催の第46回海外子女文芸作品コンクールの審査結果が発表されました。このたび、特別賞受賞作品をご紹介します。


 このコンクールは海外に在住する小・中学生が言語・風習・気候風土・治安など、日本と異なる生活環境の中で感じ、考え、感動したことを日本語で表現することを促すために、1979年から毎年行われています。


 今回は、日本人学校や補習授業校に通っていない子どもたちからの作品が大幅に増え、滞在年数に関係なく優秀な作品が散見されました。


 良質の作品の応募には先生方の指導や学校としての取り組み、家庭教育の大切さを痛感します。子どもらしい気づきや素直な好奇心に、文章の構成や語彙など日本語の知識を高める機会が加われば、さらに状況や気持ちの伝わる素晴らしい作品になることでしょう。


 なお応募作品総数は31,927点(作文=2,484点、詩=2,880点、短歌=6,260点、俳句=20,303点)。すべての部門で昨年度に比べて多くの作品が集まり、コロナ禍以降で初めて3万点を超えました。


 これらの作品は予備審査を経て9月19日、海外子女教育振興財団(東京都港区)で行われた最終審査会にかけられ、協議の末、文部科学大臣賞をはじめ、海外子女教育振興財団会長賞、後援・協賛者賞、特選、優秀、佳作が決定しました(特選・優秀・佳作・学校賞の審査結果は弊財団の文芸作品コンクールのサイトに掲載しています https://www.joes.or.jp/kojin/bungei)。


 なお今年の12月には、作品集『地球に学ぶ 第46回』が刊行される予定です。