解答・解説 

<7級> 

一【正解/1】 

先生のしつもんに答えるときには、の「楽しみです」のように、ていねいないいかたをするよう心がけましょう。の「楽しみだよ」は、ふだんともだちに話(はな)すときのような言い方で、ていねいではありません。 

 

二【正解/2】 

ともだちのお母さんなど、自分(じぶん)よりも年が上の人になにかをたずねるときには、の「帰ってきますか」のように、ていねいないいかたをするよう心がけましょう。の「帰ってくるかな」は、ふだんともだちに話すときのような言い方で、ていねいではありません。  

 

 

<6級> 

一【正解/3】 

清(せい)そう工場(こうじょう)で働(はたら)いている人に教えて「もらう」ことが、自分にとってありがたいことだということを、謙譲語(けんじょうご)「いただく」を使って言っている、「(教えて)いただけませんか」が適切です。「くれないかな」や、「もらえないかな」には、尊敬語(そんけいご)や謙譲語が使われていません。また、どちらもふだん友達(ともだち)にたずねるときのような言い方で、不適切(ふてきせつ)です。 

 

二【正解/2】 

となりの家の人がきのこを「くれた」ことが、自分にとってありがたいことだということを、尊敬語「くださる」を使って言っている、「くださった」が適切です。「あげた」や、「くれた」には、尊敬語や謙譲語が使われていません。また、「あげた」は、相手が自分に「あげる」という言い方はしないので、不適切です。 

 

三【正解/1】 

身内である兄が自分にしてくれたことをほかの人に話すときには、尊敬語や謙譲語を使う必要(ひつよう)はありません。「(つれていって)くれました」が適切です。「くださいました」は、尊敬語「くださる」を使っているので、不適切です。「もらいました」は、兄がだれかに連れていってもらったことになるので、不適切です。  

 

 

<5級> 

一【正解/3】 

言っていたのは先生なので、「言う」の尊敬語である、「おっしゃる」を使って、「おっしゃって(いました)」とするのが適切です。 

 

二【正解/1】 

自分がおばに会うので、「会う」の謙譲語である、「お目にかかる」を使うのが適切です。  

 

 

<4級> 

一【正解/1】 

先生に対して自分が「手伝う」ということを、「お~する」という謙譲表現を使って言っている、「お手伝いしましょうか」が適切です。「手伝いましょうか」は、謙譲語が使われていないので不適切です。「手伝ってさしあげましょうか」は、このような場面では相手に恩を着せるような感じを与えてしまう言い方で、不適切です。 

 

二【正解/3】 

来賓(らいひん)の人たちが「着席してくれる」ことを、「ご~くださる」という尊敬表現を使って言っている、「ご着席くださる」が適切です。「ご着席される」は、「ご~する」という謙譲表現に、尊敬の助動詞「れる」を付けた形で不適切です。「ご着席になられる」は、尊敬語の「ご着席になる」に「れる」を付けた二重敬語で不適切です。また、には、「(着席して)くれる」ということが表されていません。    

 

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