Escuela Japonesa de Querétaro 所在地:メキシコ国 ケレタロ州 ケレタロ市 URL:https://escuela-complementaria-japonesa-queretaro.webnode.com/ 児童生徒数:小=70人 中=20人
陽のあたる場所 ケレタロ
メキシコ合衆国の中央、首都のメキシコシティ州の隣に位置するケレタロ州。ケレタロ州はメキシコの中でも面積の小さな州ですが、州の中央には世界で三番目に大きな一枚岩のペーニャ・デ・ベルナルがあり、北部は豊かな自然が残る多彩な魅力にあふれた州です。
ケレタロ補習授業校はケレタロ州の最南端にあるケレタロ市にあります。市の中心部には中世のヨーロッパ建築を彷彿とさせる建物や教会等が残る歴史的地区もあり、地区近くの展望台からは古くからの遺跡である「水道橋」が望めます。
年間をとおして温暖な気候のケレタロ、6月~10月は雨が降りますがそれも一日の中の一時のこと。年間約340日は太陽の光が燦々と降り注ぐ所、ケレタロは「陽のあたる場所」です。
目指すは「世界一楽しい補習授業校」!

開校時から門戸を広く開放
ケレタロ補習授業校は2019年4月に開校しました。開校時から当地の子ども達に広く門戸を開放し、ケレタロ近郊に住む日本企業駐在員の子女のみでなく、日本語での教育を望む多くの子ども達を受け入れてきました。授業中は日本語での学習ですが、休み時間には複数の言語が飛び交う「多様性のある学びの場」となっています。

授業では「対話を通した深い学び」の実践を心がけ、子ども達が自主的に参加し、話し、聴き、考えることに重点をおいています。開校年から運動会や学習発表会等の行事も実施し「子ども達が通いたくなる」楽しい学校づくりを進めています。本校が目指すのは「世界一楽しい補習授業校」。授業も休み時間も学校行事も、すべての学習活動が楽しい補習授業校を目指しています。
コロナ禍を経てハイブリッド形式の授業
2019年に開校した本校ですが、その年度の3月にコロナ禍の影響を受けてしまいました。2020年度~2021年度の1学期はオンラインで授業を行い、オンライン下でも「対話を通した学び」を続け、話し合い活動や発表・プレゼンテーション等を積極的に行いました。
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コロナ禍の影響が沈静化した現在では、登校せずに授業に参加するオンライン生と教室で授業を受ける登校生が在籍するハイブリッド形式の授業を実践しています。地元に補習校がなく、日本語での教育を受けられなかった子ども達にとってオンラインでの参加は非常に貴重な機会となっているようで、現在でも全校児童生徒90名の約一割がオンライン生です。
コロナ禍を経て「子ども達が集まれる場」の大切さを実感したことから「子ども達のためになることは何でもやろう」という合言葉の下、社会科・理科の補充学習やスポーツサークル活動も実施し、多くの子ども達が参加しています。
多様性社会を生き抜く子ども達
現代社会は様々な文化圏で暮らす人々が国境を越えて行き交う多様性のある社会です。そんな多様性社会を主体的に生き抜く人であってほしいとの願いから、今年度はケレタロの先住民である「オトミ族」の学校訪問・異文化交流会を実施しました。当日は多くの児童生徒と家族が参加し、それぞれの文化を紹介し合いました。またオトミ族の学校の皆さんの熱烈な歓迎を受け、貴重な体験ができた一日となりました。
子ども達を中心に皆でつくる補習授業校
開校から5年目。ケレタロ補習授業校は子ども達を中心に、理事会・運営委員会・保護者・職員の四者が一丸となってつくっている学校です。これからも「世界一楽しい補習授業校」を目指し、メキシコに住む日本語での教育を望むすべての子ども達の心を明るく照らす「陽のあたる場所」であり続けられるよう一丸となって邁進してまいります。
(2023年8月現在)

こどもたちから