Japanese Saturday School in Istanbul(Istanbul Japon Kültürü Derneği) 所在地:トルコ URL:https://www.nihonjinkai-ist.net/hayatbilgisi.php?hid=1739957435 e-mail:jssistanbul@gmail.com 児童生徒数:幼=6人 小=23人 中=14人
ヨーロッパとアジアを結ぶ要の地
トルコはアジアとヨーロッパの二つの大陸をまたがり、東洋と西洋の歴史・文化の多様な遺産を受け継いでいます。イスタンブールは首都ではありませんが、人口約1,600万人のトルコ最大の都市です。近隣国では戦争や政治不安がある中、物価高など経済的な問題は恒常的にあるものの、トルコの人々は比較的安定した生活を送っています。
トルコと日本は1890年の和歌山沖でのオスマン帝国軍艦エルトゥールル号遭難以来、イラン・イラク戦争時の邦人脱出時のトルコ政府の協力や、東日本大震災やトルコ南東部地震への救助支援など、遠くありながらも深い絆で結ばれています。昨年は外交関係樹立100周年を迎え、さまざまな交流事業が催された。大変な親日国としても知られています。また、ヨーロッパ・中東・アフリカへの足掛かりとして多くの日本企業もトルコに進出しています。

トルコと日本の懸け橋になる子供たちの育成
本校は1985年に日本国総領事館および日本人会の支援のもとに開校され、今年創立40年を迎えました。1991年に日本人学校が開校してからも、毎週土曜日午前中に同じ校舎で授業を継続しています。
平日はインターナショナルスクールや現地校に通っている児童生徒が、家族的な雰囲気の中、国語と算数(数学)をのびのびと学んでいます。2009年度に開設した準備クラスでは、昨年度から年中(5歳児)の児童も受け入れ、小学部への移行をスムーズにできるよう指導しています。


コロナ禍では積極的にオンライン授業を取り入れ、乗り越えることができましたが、その後対面式の通常授業が再開できたことは、児童生徒にとっても、講師にとっても、非常に大きな喜びとなりました。保護者からなる運営委員会と講師会は、安全に楽しく学べることに重きを置き、学校運営に取り組んでいます。トルコでも大地震が懸念されており、学期毎に行われる避難訓練は欠かせません。

学習面では、苦手になりがちな漢字学習の意気を上げるために、年に2回学校全体で漢字読みテストを実施し、合格者は全校集会で表彰しています。また、漢字検定受検も推奨し、年々合格者数を伸ばしています。その他、日本人学校と共有する図書館には豊富な蔵書があり、「本の道」という読書の記録を付ける取り組みも行っています。


学習の他に、運動会、遠足、書初め、餅つき、ミニコンサートなどの行事を運営委員と保護者が手作りで行っており、児童生徒も大変楽しみにしています。トルコにいながら、日本の行事を体験できるもの本校の大きな特色の一つです。休み時間には、校庭で学年の垣根を越えて楽しく遊ぶ子供たちの姿が見らます。 本校には日本企業駐在員家庭だけでなく、国際結婚家庭の子供も多く在籍しています。両国の文化や価値観を理解し、将来、トルコと日本の懸け橋になるような児童生徒の育成を目標に、運営委員、講師、保護者が三位一体となって努めています。
(2025年6月現在)
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<こどもたちから>