The Japanese School of Melbourne 所在地:オーストラリア URL:www.jsm.vic.edu.au 児童生徒数:幼=6人 小=22人 中=5人

多文化が息づく世界一住みやすい街メルボルン
メルボルンはオーストラリア南東部にあり、人口510万人を超えるビクトリア州の州都です。公園や庭園がいたるところにあり「ガーデンシティ」としても知られているこの街は、芸術やスポーツが盛んで「世界一住みやすい街」としてたびたび評価されています。また、人口の約半数が海外にルーツをもち、多様な文化が共存する多民族都市でもあります。市民に親しまれているトラム(路面電車)が行き交う街中は、ビクトリア様式などの歴史的建造物や近代的ビルが共存し、四季折々の自然も楽しめ、魅力にあふれています。市内から少し足を延ばすと、海や山などの大自然があり、野生のカンガルーやコアラ、ペンギンなどに出会うこともできます。

メルボルンならではの経験を子供たちに
メルボルン日本人学校は、市内中心部から南東へ約10㎞離れたグレンアイラ市の閑静な住宅地の中にあります。1986年に設立され、2025年度に開校40周年を迎えました。「自ら学び、心豊かでたくましい子供の育成」を学校教育目標として掲げ、日本人としての自覚をもち、国際社会を生き抜く人材の育成を目指しています。現在33名の児童生徒が在籍しており、温かい雰囲気の中で学校生活を送っています。少人数ですので、個に応じた細やかな指導で確かな学力を身に付けることができ、中学部の進路指導も充実しています。また、授業や特別活動、学校行事等において一人一人が活躍できる機会が多くあります。全学年が同じ校舎の中で生活しているので、休み時間や授業、学校行事などで異学年と関わることも多く、上級生が下級生の面倒を見るなど、思いやりや敬いの心が自然に育まれています。


ビクトリア州の学校は、幼稚園年長児の学齢に当たるプレップからが義務教育となっています。本校でもプレップを小学部の中に位置付け、オーストラリアと日本の両方の教育のよさを取り入れ、母語を大切にしながら、五感を使い、遊びを通した学習活動を行っています。

本校は英語圏という地の利を生かして、英語教育と国際理解教育にも力を入れています。教科としての英語の時間のほかに、全学年がネイティブ教員によるEALの授業を週3時間受け、英語によるコミュニケーション力を養っています。ここで学んだ力を生かす機会として、現地校との交流学習があります。各学年が年2回、お互いの学校を訪問し合い、日本の文化を英語で伝えたり、現地校の授業を体験したりしています。これは、互いを認め合い、誰とでも仲良く協働する力を身に付けるよい機会となっています。


また、各学年の校外学習でも現地の方々と触れ合う機会が多くあります。小学部3年生は、社会科の学習で学校近くのスーパーマーケットを見学し、英語で説明を聞き、自分の疑問や感想を英語で伝えることができました。他の学年も同様の経験を通して、現地理解も深めています。

子供たちが楽しみにしている行事に、小学部4年~中学部3年が参加する2泊3日の宿泊学習があります。大自然の中のキャンプ場で様々なアクティビティに挑戦し、仲間との絆を深めます。夜は満天の星空の中に南十字星を見つけたり、時には目の前をカンガルーの群れが横切ったりして、オーストラリアならではの体験ができます。
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また、運動会やメル校デーでは、全校生が一つの目標に向かって協力して頑張る姿が見られます。各企業などの出前授業なども多く行われ、メルボルン日本人学校ならではの経験を通して、世界への架け橋となる子供たちの「未来」を創っています。



(2025年6月現在)
こどもたちから