Scuola Giapponese di Milano 所在地:イタリア URL:https://www.mngitalia.net 児童生徒数:小=47人 中=18人
ミラノと人々の様子
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北イタリア・ロンバルディアの州都ミラノは、商業・工業・金融・観光の街です。古くから服飾や繊維産業が盛んで、「ファッションの都」と称されます。
ACミランとインテルのサッカークラブが、世界でも有名です。2026年の冬には、ミラノ・コルティナダンペッツォ オリンピック・パラリンピックが開かれます。
市内には、ゴシック建築として有名なドゥオーモ(ミラノ大聖堂)や、レオナルド・ダ・ヴィンチの壁画「最後の晩餐」などが観られます。
ミラノにコンビニはなく、市場やスーパーなどでの買い物が主流の生活です。伝統を重んじ、他人に対して褒め上手で、日本人にも親しく笑顔をくれる、魅力ある人々がたくさん住んでいる街です。
ミラノ日本人学校の教育
ミラノ日本人学校は、学校理事会の運営のもと、創立50周年を迎える伝統ある在外教育施設です。本校は、ミラノ中心部から少し離れた閑静な住宅街にある、児童生徒数70名弱の小規模な学校です。児童生徒のほとんどは、学校の近くに住んでいて、登校や下校では、保護者と教職員が毎日顔を合わせ、学校と家庭との意思疎通を図っています。
本校では、児童生徒の学習を充実させるためのタブレット端末の整備でき、ICTの教育環境も整いました。児童生徒が、学習に興味をもち、主体的に課題の解決に粘り強く取り組み、友だちと対話を重ねながら、よりよい考えや方法を求めていく深い学びを行うためのツールとしてタブレット活用を進めています。
また、本校ならではの教科として、「発展英語」と「イタリア語」を教育課程に位置付けています。 小学部では語学の充実を図ることと、校外へ出かけてバールやジェラート、スーパーマーケットなどでのお店の買い物体験、農家での農業体験活動、チーズ、ワイン、ヴァイオリン工房等の見学、美術館や博物館での芸術、科学技術の鑑賞などで出会う人やもの、ことと他の教科や領域の学習とを関連させて行うことも目的としています

中学部では、現地の学校の生徒との交流や、在イタリアの企業の方に職業講話をしていただくなど、この地でしかできない体験の中で学びを深めています。この他、小学部5年から中学部3年までが参加する夏のアルプスの自然体験や冬のスキー体験など、宿泊学習にも生かされています。つまり、語学の習得とその活用を図ることでコミュニケーション力を養い、五感を通して実感するような校外活動を意図的に関連させるようにしています。そうして、日本人として新たに得た知識をグローバル化した社会であっても、他者と協働・協調できる力の基礎を培っています。
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さらに、本校の児童生徒の学校生活を支えているもう一つの柱として、在外教育施設ならではの特別活動があります。小学部4年生から中学部3年生までで構成する委員会活動では、常時活動や各委員会によるキャンペーン活動などがあります。例えば、放送委員会は、お昼の放送で小中学部それぞれの委員で、ラジオDJ風にリクエスト曲をかけたり、なぞなぞやその日の占いなどのコーナーを放送しています。児童生徒会で東日本大震災をきっかけにはじまった「アクションの日」の自主校内ボランティア活動、縦割りグループでお弁当を食べたり遊んだりする「プランツォの日」、そして、転出入の際の歓迎式やお別れ式等の集会活動を行っています。
このように、人に優しさ、自分に強さを身につけ、自ら学び考え、世界とつながろうとする子供を育てています。

<こどもたちから>