2023年10月10日
受け入れ校紹介

AIE国際高等学校

淡路島にある国際バカロレア認定校 

通信制ながら寮生活や週5日通学ができる

瀬戸内海に浮かぶ自然豊かな淡路島。この地にキャンパスを構えるのが広域通信制・単位制のAIE国際高等学校だ。通信コースのほか、オンラインコース(週1・3日)、通学コース(週1・3・5日)、レジデンスコース(学生寮)で学ぶこともできる。国際科と普通科があり、通信制高校としては唯一の国際バカロレアディプロマプログラム(IBDP)認定校でもある。

 

「母体であるAIE(Academy of International Education)は、1981年からアメリカの大学と提携した留学機関としてスタートし、『国際人』育成を実践する場として、国内外の教育活動に従事してきました。そして、2013年にAIE国際高等学校を開校。目指すのは、広く世界に関心の目を向け、そこで社会課題を発見し、自ら解決のために行動できる人材の育成です。本校は、自然に囲まれたロケーションで、校舎も開放感のある雰囲気です。勉学に集中するには、ぴったりの環境だと思います」

 

そう語るのは、教務主任の谷原真紀先生。大学留学の経験があり、現在は英語科の授業を担当している。

AIE国際高等学校では、「寮生活をしながら学ぶこと」を推奨している。教職員も一緒に暮らす少人数の環境で、同世代の仲間や周囲の大人たちと密にコミュニケーションを取りながら生活する学習効果は想像以上に高いという。また、共同生活によって、自己管理能力、責任感、リーダーシップが身につくことも期待できる。一方、通信コースは、様々な目的を持った生徒を受け入れており、自分のペースで学びたい生徒の受け皿になっている。1学年は40名程度。通学コースの生徒が約半数で、それ以外が通信コース、オンラインコースの生徒だという。

AIE国際高等学校のキャッチフレーズは「あなたが創る、あなたを創る学校」

リベラルアーツで考える力を鍛える

授業の特色としては、欧米式のリベラルアーツ教育が挙げられる。「リベラルアーツシリーズ」という科目群があり、「フィロソフィー(哲学)」、「ソーシャルサイエンス(社会科学)」で自ら考える力と社会への関心を伸ばし、「シビルサービス」などの授業で、リーダーシップやフォロワーシップを養成している。その他、日本の歴史や人物から自分たちのルーツを学ぶ「エンリッチメント」、思考の基礎となる母語(日本語)の力を磨く「教養国語」など、ユニークな科目が用意されている。

 

「リベラルアーツ教育の目的は、固定化された概念から自由になることです。哲学のクラスなどでは、少人数グループで徹底的にディスカッションを行い、しっかりと自分の考えを表現する力を鍛えます。知識の詰め込みでなく、そこから自分は何を得て、どう考えるのかをしっかり組み立てる力、つまり、考える力が練られる授業を目指しています。海外の現地校やインターナショナルスクールの学びとも親和性が高く、こうした環境を見て、入学を決める帰国生の保護者の方もいらっしゃいます」

次のページ:帰国後や卒業後の進学について

すべての記事をご覧いただくには、JOES マイポータルにログインする必要があります。

JOES マイポータルへの登録は無料です。
未登録の方はこの機会にぜひご登録ください。