Japanese Supplementary School 所在地:ウガンダ 児童生徒数:幼=5人 小=7人
自然豊かな「アフリカの真珠」
赤道直下に位置するウガンダは、かつて英国のチャーチル首相が「アフリカの真珠」と称したほど豊かな自然に恵まれた内陸国です。インフラや衛生環境、治安の面で課題はありますが、ナイル川源流の絶景や野生動物のサファリを楽しめ、穏やかな気候のせいもあってか人々はとても穏やかです。

2024年10月時点で200人弱の日本人が在留し、農業や保健、インフラ整備、ITなど様々な分野でウガンダの成長・発展に貢献しています。また、周辺国から140万人以上の難民を受け入れ「世界で最も難民に寛容な国」と言われるウガンダで、難民支援に携わる日本人もいます。

ウガンダで芽吹く子どもたちの好奇心
カンパラ補習授業校は月2回、土曜日の午前中に、首都カンパラのフレンチインターナショナルスクールの2教室を借りて実施しています。小学生が集まる「小学部」と、4~7歳の「ひらがなクラス」と計12人が通っています。

発足は、2015年4月。「カンパラにも日本について学べる環境がほしい」という保護者からの多数の要望を受けて、在ウガンダ民間邦人会の分科会として設立されました。学習会として運営してきましたが、2018年4月からは補習授業校として運営の幅を広げ、保護者の居宅やウガンダの教員養成学校の一室を借りるなど思考錯誤を繰り返しながら学習環境をつくり出してきました。ウガンダでカカオ農園を運営する傍ら、10年以上にわたり補習校の運営に携わってきた岡野あさみさんは「国外で育つ日本国籍の子どもたちは育ってきた環境も言語も様々。補習校は日本人として読み書きや文化などを学ぶ場であり、保護者やボランティアの方々と一緒に支えてきた」と言います。
現在、講師は3人。保護者やJICA海外協力隊、NPOのインターン生などが日々の仕事や活動の合間をぬって教員役を担っています。
「1月は書き初め、2月は節分、3月はひな祭りなど、季節ごとの日本行事を取り入れ、少しでも日本語や日本文化に触れる機会を増やしたい」と話すのは、保護者の一人で、ひらがなクラスで教えている勝又仁美さん。日本やラオスの学校での教員経験を生かしながら、“補習校に来るのが楽しみになる授業”を目指しています。



小学部の授業の前半は自習スタイルで実施し、保護者もサポートに入りますが、一人一人異なる学習状況のため、個々に合わせたきめ細やかな指導を続けていくのが難しい状況です。日本語を学ぶモチベーションを保つのが難しい生徒も少なくなく、小学生の間に習う1000以上の漢字や日本語の複雑な文法などをどのように身につけるのか、保護者の悩みはつきません。他方、「友だちと会えるのが嬉しい」「日本のことがわかるから」と通い続けている生徒も多く、個々の違いを尊重しながら学び合っています。

また、首都カンパラでは毎年、日本人会主催の日本祭が開催されますが、今年2月21日の日本祭では、補習校として手作り和菓子を販売。ステージで歌や踊り、書き初めも披露しました。本番を迎えるにあたっては1カ月ほど前から準備に奔走し、本番当日、子どもたちは堂々と練習の成果を発揮していました。


カンパラ補習授業校ではこれからも日本の言語や文化を学ぶ場として、すべての家庭に開かれた環境を継続・発展させていきます。
(2026年2月現在)

<こどもたちから>










