Japanese School in Wales 所在地:イギリス URL:https://walesjapanclub.com/school-portal/ 児童生徒数:小=45人 中=9人
ラグビーの国ウェールズ
ウェールズは、グレートブリテン及び北アイルランド連合王国(イギリス)を構成する4つの国のひとつで、グレートブリテン島の南西部に位置しています。なだらかな丘陵地帯で羊が多く、国土の約20%は国立公園に指定されている自然豊かな国です。
ウェールズの首都カーディフは、人口約30万人の都市です。ウェールズ語を日常的に話す人はあまりいませんが、道路標識等は英語とウェールズ語が併記されていて、現地校でもウェールズ語は必須科目です。
約7万5千人収容できるスタジアムがあり、スポーツの試合やコンサートなどが行われます。特にウェールズの国技であるラグビーの試合のときは、町が一変し、赤いジャージや黄色い水仙の被り物をした熱気あふれる人々の姿でいっぱいになります。

児童生徒が通いたい、保護者が通わせたい、講師が勤めたい補習校
ウェールズ補習校は、1981年9月にウェールズ進出企業の日本人会が中心となり、児童生徒数46人で開校しました。現在は、ウェールズ地域の日本企業の縮小により、永住家庭のほうが駐在家庭より多く在籍しています。カーディフ市内の北部にある高校を借用していて、カーディフを中心にスウォンジー、イングランドのブリストル方面からも多数児童生徒が通ってきています。

毎週土曜日の朝9時から午後3時まで、午前中は国語、午後は算数(数学)の授業を行っています。授業の前に毎週行われる全校朝会では、校歌や今月の歌を歌ったり、発表活動などを行ったりしています。学期に1、2回程度「保護者トーク」の時間があり、保護者の仕事や、社会活動の話などを聞く機会を設けています。

日本の学校生活や文化に親しめるように、日本と同じように入学式、卒業式、運動会、遠足、書き初め、学習発表会などの行事があります。特に運動会や遠足では、小1から中3までの縦割りのグループにすることで、学年を越えた縦のつながりを大切にしています。保護者運営によるバザーも年2回あり、古本や雑貨の販売、喫茶コーナーでは手作りのカレーやケーキを味わうことができ、子供たちの楽しみな行事の一つになっています。放課後にハンドベルクラブ、ダンスクラブがあり、中学生が中心となり、楽しい活動の場になっています。ダンスクラブは運動会で、ハンドベルクラブはクリスマス会や学習発表会で、練習の成果を発表しています。

本校では、発表活動に力を入れていて、低学年は朝会での発表、小4以上はポスターセッションを行っています。人前で自分の調べたことを発表することや、質問の受け答えを通して、自信を育てることができ、プレゼンテーション能力が培われます。本校の活動で養われたものが、子供たちの財産になっており、卒業生がスピーチコンテストで入賞したり、面接試験で合格した際には、本校の発表活動のおかげだという声が多数寄せられています。

また、年間を通して、学年間の交流学習を盛んに行っており、上級生が下級生に読み聞かせをしたり、下級生がお店屋さんになって上級生がお客さんになったりなど、学年の枠にとらわれない学び合いを行っています。中学部では、3学年合同でスピーチや、インタビュー、パネルディスカッションなどの授業も行っています。

今年はウェールズ政府が「ウェールズと日本2025」として、日本との交流を盛んに行っていることから、本校ではウェールズ政府のプロモーション動画制作のお手伝いをしました。動画はイベントのオープニングセレモニーなどで上映され、子供たちは日本とウェールズの架け橋として活躍しています。

このように、いろいろな行事、活動を通して「児童生徒が通いたい、保護者が通わせたい、講師が勤めたい補習校」を目指し、運営、保護者と教職員が協力し合い、子供たちの成長を応援しています。
(2025年9月現在)
<こどもたちから>

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