2026年1月5日
特集

グアム国際日本人学校のビヨンドスクール構想 ~「日本語会話・文化コース」「親子教室『たんぽぽ』」~

赤い屋根の体育館がシンボルのキャンパス。グアム中央・マンギラオ村の小高い丘に位置し、周囲は緑豊かなジャングルに囲まれています。

 

日本語会話・日本文化コース


グアム国際日本人学校は、自前の広い敷地に全日校・補習授業校・幼稚部を併設し、小規模ながらも歴史があり、多くの関係者に支えられながら発展してまいりました。
しかし、在留日本人子女の減少による財政的な厳しさに直面し、「この大切な学校を守らなければ」という思いから、新たな挑戦として、現地の方々を対象とした「日本語会話・日本文化コース」を立ち上げました。
海外子女教育振興財団(JOES)の「ビヨンドスクール構想」という言葉に出会ったとき、「これだ!」と背中を押されたことをよく覚えています。
先人が残してくれた校舎と広い敷地を拠点に、もう一つの学校をつくるという気持ちで取り組みを進めました。

 

2024年8月に本コースを開講した当初は、生徒の皆さまがどれほど集まってくださるのか分からず、期待と不安が交錯するスタートとなりましたが、教職員の努力が実を結び、現在では生徒数が 60名を超えるまでに成長いたしました。
2年目を迎えた現在、子ども初級2クラス・中級1クラス、大人初級1クラス・中級1クラス、ビジネス日本語1クラス、大学受験コース1クラス、企業向け出張日本語会話クラス1クラスと、合計8クラスを開講するまでになりました。
 

夕方になると受講生の皆さまが登校してきます。学校の駐車場は満車となり、学校全体が再び活気に満ちはじめます。
仕事を終えた大人の生徒さんたちが熱心に学びに訪れ、また、お子さまを送り迎えしながら学びを支える保護者の皆さま、日本語という難しい言葉に真剣に挑戦し、「日本が好き」と目を輝かせてくれる子どもたちを日々目の当たりにし、その姿に心を動かされ、教職員たちもより良い学びの場をつくるために力を尽くし、ともに成長してまいりました。

 

グアムといえば、島の面積の約3分の1を米軍基地・施設が占めており、当校の生徒のご家庭にも軍関係のお仕事に就かれている方が多くいらっしゃいます。
私たちが実践する日本語教育が日本での任務に役立つだけでなく、その学びを通して日本のファンになっていただけるような体験を提供し、ひいては両国間の平和へとつながることを願いながら取り組んでいます。

 

 

子供クラス

日本語に初めてふれる子どもたちには、「日本語って楽しい!」と感じてもらえるよう、四季折々の日本の行事をテーマにしたアクティビティを取り入れながら授業を行っています。秋祭りでは浴衣を着付けしてあげると、子どもたちは大喜びでした。

 

 

大人初級クラス

すぐに使える表現に加え、長く学び続けられるよう、ひらがなの学習にも取り組みます。「先生とクラスメートが大好きで、学校に来るのが毎回楽しみです!」「義理の母が日本人なので、日本語を話せるようになりたいです」「将来、日本に住むことが夢です」など、学ぶ目的はさまざまで、皆さん意欲的に参加されています。

 

 

大人中級クラス

在籍して2年目の方や、過去に日本語学習の経験がある方が中心のクラスです。宿題もあり、少しアカデミックな雰囲気の中で、まるで学生に戻ったような気分を楽しんでいただいています。

 

 

出張日本語会話クラス

業種に合わせて内容をカスタマイズし、実用的な日本語レッスンをお届けしています。

 

 

お茶会

一学期に一度のお茶会は大人にも子供にも大人気。普段元気いっぱいの子供たちも、回を重ねるごとに美しい所作が身に付きました。