生徒の声

 一歩踏み出した先に見えた世界

昭和学院秀英中学校・高等学校
昭和学院秀英中学校・高等学校 3年 R.H.さん

特に印象に残っているのは、英語の授業で取り組んだ「秀英TED」の発表です。人前に立って英語で話す機会はそれまでほとんどなかったので、すごく緊張しましたが、挑戦してよかったと心から思える経験でした。英文を自分の言葉で組み立てる力や、伝えるときの構成、話し方など、多くのことを学べました。 

 

もうひとつ大きな経験だったのが、高校2年のときに学校を通して申し込んだ「トビタテ!留学JAPAN」での留学です。先生方が丁寧にサポートしてくださり、無事に奨学金を得て留学することができました。留学先のフィリピンでは、「日本の自殺死亡率を下げる方法をセブ島で調査する」という難しい課題に挑戦しました。現地では、スラムや孤児院をまわり、ボランティア活動やパーソナリティ診断を元にした調査を行いました。その結果、フィリピンでは、学校や職場が抑圧的でなく、家族や仲間とのつながりも強いことから、日々の生活でストレスを感じている人が少ないことがわかりました。今まで気づきもしなかった考え方に出会うことができ、世界の見え方が大きく変わったように思います。  

 

日々の学びの面では、図書館の存在がとても大きかったです。高1・高2のときは予備校に通わず、自宅ではなかなか集中できなかった私にとって、夜8時まで開放されている図書館は本当にありがたい場所でした。周りに頑張っている人がいる空間に身を置くことで、自分も自然と机に向かえるようになり、学習習慣がしっかりと身についたと思います。

 

将来は、大学で学ぶ予定の心理学を活かせる仕事に就きたいと考えています。また、高校2年のときに出会った留学仲間たちと一緒に立ち上げたNGO活動を通じて、日本とフィリピンをつなぐ架け橋のような存在になりたいとも思っています。教育や貧困といった課題にも取り組んでいきたいです。  

 

 

 

言葉の力が、世界への扉をひらく 模擬国連とディベートから学んだこと   

昭和学院秀英中学校・高等学校
昭和学院秀英中学校・高等学校 3年 J.N.さん  

 

高校時代、特に印象に残っているのが「高校模擬国連大会」での経験です。私が参加した会議のテーマは「模擬国連の活動と安保理改革について」。安保理改革に関する意見陳述を英語で行うという挑戦に取り組みました。 

各国の立場を理解し、主張を組み立てていくプロセスのなかで、単に一つの視点から物事を捉えるのではなく、さまざまな角度から分析する力が養われていきました。各国の考え方の背景にある価値観や課題にも目を向けられるようになり、国際情勢をより広い視野で見ることができるようになりました。  

 

また、JOESが開講する「帰国子女のための外国語保持教室」には、帰国してから8年以上通い続けています。以前はテキストに沿った授業スタイルでしたが、今はディベートが中心です。「帰国子女が英語で喧々轟々と議論する」、そんなイメージを持つ方もいるかもしれませんが、実際はとても穏やかな雰囲気で、一番熱くなっているのは私自身だったりします(笑)。毎週のディベートにより、相手の意見に耳を傾ける姿勢、言葉を選んで伝える力が身についています。  

 

将来は、政治学や国際関係学を学びたいと考えています。模擬国連やディベートを通じて「対話力」の大切さを実感しています。その力をこれからも大事に育てていきたいと思っています。「十人十色」が前提の社会において、考え方や感じ方は人それぞれです。そのなかで共通項を見つけるには、言葉を尽くして向き合うことが必要だと考えています。   

昭和学院秀英中学・高等学校【千葉県】

 

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所在地:〒261-0014 千葉県千葉市美浜区若葉1丁目2番 
TEL:043-272-2481 
交通:JR総武線「幕張駅」南口から徒歩15分、京成千葉線「京成幕張駅」から徒歩15分、JR京葉線「海浜幕張駅」北口から徒歩10分  
URL:https://www.showa-shuei.ed.jp 
生徒数:中学校=男子258人 女子265人、高等学校=男子410人 女子405人 
教職員数:専任88人、非常勤16人(うち外国人2人)
帰国生の出願資格:ホームページをご確認ください。