メキシコ日本人学校(日本メキシコ学院)
2025年1月14日
海外校シリーズ

メキシコ日本人学校(日本メキシコ学院)

メキシコ
Liceo Mexicano Japones A.C.
所在地:メキシコ
URL:https://www.liceomexicanojapones.edu.mx/ja
児童生徒数:小=96人 中=22人  

雄大な国土と多文化の国

メキシコは、北はアメリカとの国境から、南はグアテマラとの国境まで、南北に国土が広がっています。東はメキシコ湾、カリブ海、西は太平洋に挟まれ、海辺周辺には世界的に有名な観光リゾート地が点在しています。メキシコの中央部には5,000m級の「メキシコ富士」とも呼ばれる活火山ポポカテペトルが噴煙をあげ、雄大な姿を見せています。

死者の日のパレード・ソカロ広場 メキシコ日本人学校
死者の日のパレード・ソカロ広場

メキシコの人々は陽気でおおらかな国民性です。スペイン系の白人は全人口の約10%、先住民系のインディヘナは約10%、白人とインディヘナの混血が約80%。公用語はスペイン語ですが、約60もの先住民言語があると言われています。国民の多くはカトリックを信仰しています。インディヘナの文化と融合し、特にメキシコ独自の「死者の日」は、祖先を敬う日本のお盆に似ている風習です。

パペルピカド  メキシコ日本人学校
パペルピカド  

2つの国の子ども達が同じ敷地で学ぶユニークな国際校

1974年5月、メキシコのブラボ・アウハ教育大臣が訪日した際、文部大臣との会談において日本メキシコ学院の設立が提唱されました。同年9月、メキシコを訪問した田中角栄首相とルイス・エチェベリア大統領とが会談後『日本メキシコ学院の設立は両国民の相互の理解のために重要性を有するものであり早期開設を支援する。』と共同声明を発表。声明を受け、日本の進出企業と日系人が協力し、同年9月20日に「社団法人日本メキシコ学院」を設立しました。

メキシコ日本人学校
小学部2年 英語交流学習
中学部1年 国語 メキシコ日本人学校
中学部1年 国語 

 

現在、日本コース(小学校・中学校)118人、メキシココース(幼児・小学校・中学校・高校)約1,000人が在籍しています。学院の建学精神に示されている「日本とメキシコの懸け橋となる人材」「世界の平和と繁栄に貢献できるグローバル人材」に子供達を成長させるため、交流活動や交流授業等の教育実践を行っています。

小学部1年 独立記念日  メキシコ日本人学校
小学部1年 独立記念日  
メキシココースと合同大運動会   メキシコ日本人学校
メキシココースと合同大運動会   

海外子女教育振興財団研究提携校AG+の取り組み 

2023年(令和5年)、研究主題『自信をもってメキシコが語れる人材の育成』~複言語環境を活かしたグローバル人材の育成~を掲げ、研究仮説として『メキシココースと意図的な交流を図り、複言語環境を活かしてメキシコを多元的に理解する機会を設ければ、グローバル人材の育成につながるであろう。』を設定し取り組んでいます。

 

【取組1 意図的計画的な交流】

・学習の成果の交流

・小学部の交流・中学部の交流

・学校行事による交流 

 

【取組2 リセオタイムの推進】

・研究主題に迫る総合的な学習の時間(リセオタイム)の年間指導計画の作成

・発達段階に応じた系統的なリセオタイムの実践

・成果と課題を検証

 

【取組3 外国語教育の充実】

・西語及び英語は小中全学年で習熟度別学習を展開

・英語スピーチコンテストを中学部で実施

・西語のアウトプットの機会を日常的に設定  

 

海外子女教育振興財団の研究員の先生方に日本からオンラインや実際にメキシコを訪問していただき、本校の児童生徒の実態や教育環境を把握してもらい、教員は直接指導を受けています。AG+取り組みは、永住家庭の子女が約25%在籍している本校おいて、学校経営の中心として取り組んでいます。 

(2024年10月現在)   

全校書初め大会 メキシコ日本人学校
全校書初め大会
中学部2年 修学旅行 メキシコ日本人学校
中学部2年 修学旅行 
校舎の全景 メキシコ日本人学校
校舎の全景

 

こどもたちから    
メキシコ日本人学校
メキシコ日本人学校
メキシコ日本人学校