7級(小学校2年生レベル)
問 一、二では、それぞれどちらのいいかたがていねいでしょうか。番号(ばんごう)で答(こた)えてください。
一 【小学校の入学式(にゅうがくしき)の日に、先生に学校で楽(たの)しみにしていることを聞かれて】
1 こうていであそぶのが楽しみです。
2 こうていであそぶのが楽しみだよ。
二 【近所(きんじょ)にすむともだちの家(いえ)にいって、ともだちのお母(かあ)さんに】
1 ゆいさんは、何時(なんじ)にピアノ教室(きょうしつ)からかえってくるかな。
2 ゆいさんは、何時にピアノ教室からかえってきますか。
6級(小学校4年生レベル)
問 一~三のようなとき、( )に入るていねいな言い方として、最(もっと)も適切(てきせつ)なものを選(えら)んで、番号で答えてください。
一 【社会科見学で行った清(せい)そう工場(こうじょう)で、働いている人にたずねて】
ごみを燃(も)やした後に残(のこ)る灰(はい)をどうするのか、教えて( )。
[ 1 くれないかな 2 もらえないかな 3 いただけませんか ]
二 【家の前で会ったとなりの家の人に、おすそ分けでもらったきのこのお礼を言って】
おばさんが( )きのこで、父ときのこごはんを作りました。
[ 1 あげた 2 くださった 3 くれた ]
三 【スケートにだれと行ったのか、先生に聞かれて】
大学生の兄がつれていって( )。
[ 1 くれました 2 くださいました 3 もらいました ]
5級(小学校卒業レベル)
問 一、二の 部分を敬語(けいご)を使って言おうとするときには、どの言葉を使って言えばいいでしょうか。最も適切なものを1~3の中から選んで、番号で答えてください。 (当てはめるとき、「お目にかかる」が「お目にかかって」となるように、言葉の形が変わることもあります。)
一 倉田先生は、若(わか)いころイギリスに留学したことがあると言っていました。
二 今年(ことし)は、冬休みにおばさんに会うのをとても楽しみにしています。
[ 1 お目にかかる 2 めしあがる 3 おっしゃる ]
4級(中学校卒業レベル)
問 【 】のような場面で、( )に入る最も適切な言い方を一つ選んで、番号で答えてください。
一 【忙(いそが)しそうにしている担任の先生に】
先生、何か( )。
[ 1 お手伝いしましょうか 2 手伝いましょうか 3 手伝ってさしあげましょうか ]
二 【学校の運動会を訪(おとず)れた、来賓(らいひん)の人たちを案内して】
中央のテントに席を設けてありますので、そちらに( )ようお願いいたします。
[ 1 ご着席される 2 ご着席になられる 3 ご着席くださる ]
告知 2024(令和6)年度第2回日本語検定(準会場)—日本語検定委員会主催 |
11月8日(金)・9日(土)(海外は7日(木)・10日(日)も実施可) |
申込期間:8月1日(木)~10月11日(金) |
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お問い合わせ・資料請求はこちら |
Email:info@nihongokentei.jp |
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後援:文部科学省/全国連合小学校長会/全日本中学校長会/全国高等学校長協会/日本PTA全国協議会/日本商工会議所/経団連事業サービス 他 |
特別協賛:読売新聞社 協賛:時事通信社/東京書籍 他 |
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解答・解説
<7級>
一【正解/1】
先生のしつもんに答えるときには、1の「楽しみです」のように、ていねいないいかたをするよう心がけましょう。2の「楽しみだよ」は、ふだんともだちに話(はな)すときのような言い方で、ていねいではありません。
二【正解/2】
ともだちのお母さんなど、自分(じぶん)よりも年が上の人になにかをたずねるときには、2の「帰ってきますか」のように、ていねいないいかたをするよう心がけましょう。1の「帰ってくるかな」は、ふだんともだちに話すときのような言い方で、ていねいではありません。
<6級>
一【正解/3】
清(せい)そう工場(こうじょう)で働(はたら)いている人に教えて「もらう」ことが、自分にとってありがたいことだということを、謙譲語(けんじょうご)「いただく」を使って言っている、3「(教えて)いただけませんか」が適切です。1「くれないかな」や、2「もらえないかな」には、尊敬語(そんけいご)や謙譲語が使われていません。また、どちらもふだん友達(ともだち)にたずねるときのような言い方で、不適切(ふてきせつ)です。
二【正解/2】
となりの家の人がきのこを「くれた」ことが、自分にとってありがたいことだということを、尊敬語「くださる」を使って言っている、2「くださった」が適切です。1「あげた」や、3「くれた」には、尊敬語や謙譲語が使われていません。また、1「あげた」は、相手が自分に「あげる」という言い方はしないので、不適切です。
三【正解/1】
身内である兄が自分にしてくれたことをほかの人に話すときには、尊敬語や謙譲語を使う必要(ひつよう)はありません。1「(つれていって)くれました」が適切です。2「くださいました」は、尊敬語「くださる」を使っているので、不適切です。3「もらいました」は、兄がだれかに連れていってもらったことになるので、不適切です。
<5級>
一【正解/3】
言っていたのは先生なので、「言う」の尊敬語である、3「おっしゃる」を使って、「おっしゃって(いました)」とするのが適切です。
二【正解/1】
自分がおばに会うので、「会う」の謙譲語である、1「お目にかかる」を使うのが適切です。
<4級>
一【正解/1】
先生に対して自分が「手伝う」ということを、「お~する」という謙譲表現を使って言っている、1「お手伝いしましょうか」が適切です。2「手伝いましょうか」は、謙譲語が使われていないので不適切です。3「手伝ってさしあげましょうか」は、このような場面では相手に恩を着せるような感じを与えてしまう言い方で、不適切です。
二【正解/3】
来賓(らいひん)の人たちが「着席してくれる」ことを、「ご~くださる」という尊敬表現を使って言っている、3「ご着席くださる」が適切です。1「ご着席される」は、「ご~する」という謙譲表現に、尊敬の助動詞「れる」を付けた形で不適切です。2「ご着席になられる」は、尊敬語の「ご着席になる」に「れる」を付けた二重敬語で不適切です。また、1と2には、「(着席して)くれる」ということが表されていません。
告知 2024(令和6)年度第2回日本語検定(準会場)—日本語検定委員会主催 |
11月8日(金)・9日(土)(海外は7日(木)・10日(日)も実施可) |
申込期間:8月1日(木)~10月11日(金) |
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