プレイベント「クリエイティブチャレンジ」ってなに？　

Davos Next事務局インタビュー

JOES Davos Next 2024のイベントチラシがいよいよ公開されました！

今年は、プレイベントである「クリエイティブチャレンジ」に参加者各自が取り組んだ後に、宇宙飛行士・山崎直子さんによる基調講演（2024年12月公開予定）をオンデマンド視聴。その後、リアルタイムでの山崎さんの質問の時間を経て、協働作業（グループディスカッション）へと続く予定です。

参加申込受付開始は10月。その申込者を対象に実施する予定の「クリエイティブチャレンジ」は、宇宙のことを考えてみる第一歩と位置付けています。

事務局から「無重力でできるスポーツ競技を考えてみよう」「ほかの星に住む生命体は何を食べている？」など、地球人の未来に関わるいくつかのテーマを提示します。みなさんはそれぞれ調べ、考え、想像力を働かせて、考えたことを「形」にしてほしいのです。寄せられた作品は専用の投稿サイトに掲載し、他の参加者の作品も閲覧できるようにする予定です。 JOES Davos Next 2024の新しいチャレンジ「クリエイティブチャレンジ」について、事務局スタッフに聞きました。

（取材・執筆：只木良枝）

なぜ「クリエイティブチャレンジ」をするのでしょうか？

過去2回のJOES Davos Next では、まず基調講演を視聴し、その内容をグループディスカッションでさらに深めて、成果動画にまとめました。もちろん第3回にあたるJOES Davos Next 2024でもこれらがメインイベントとなるのですが、今回はその前のプレイベントとして「クリエイティブチャレンジ」を用意しました。

任意参加ではありますが、基調講演の参加者のみなさんにはぜひ、本イベント開催の前にウォーミングアップをしていただけたらと思っています。

今年のテーマが「宇宙」であることも、「クリエイティブチャレンジ」を設けた大きな理由の一つです。一昨年のテーマの「夢」は、抽象的ですが「自分ごと」として捉えれば身近な話題でした。昨年のテーマの「海」は、実際に行ったり、泳いだり、見たり、自分で体験することができます。大きなトピックであった海のゴミも、興味関心を持っていれば容易に目の当たりにすることができました。

ところが「宇宙」は、夜空を見上げることはできますが、実際に自分が行くことはとても難しい、遠い存在です。まずは参加者に「宇宙って、どんなところ？」と興味を持ってもらう必要があると考えました。

そこで、「宇宙に関するクリエイティブチャレンジの場を設けることにしました。対象者は基調講演を申し込まれた方であれば子どもたちから大人までどなたでも。ぜひ親子で、きょうだいで、またはクラスメイトとご参加いただきたいと思っています。

クリエイティブチャレンジの作品は、どんなものでもいいのですか？

専用の投稿サイトをweb上に用意する予定ですので、そこに掲載できるものなら、イラスト、画像、動画、文章などジャンルを問いません。

使用言語も問いません。日本語でも英語でも、その他の言語でも大歓迎です。

作品は公開されるのですか？

できあがった作品は全て、クリエイティブチャレンジに参加した皆さんの間のみで閲覧できる専用の投稿サイトを用意して、限定公開します。他の作品から学べることや刺激を受けることがいろいろあると思いますので、ぜひ多くの皆さんにご参加いただけることを心よりお待ちしています。

事務局スタッフからのメッセージ

JOES Davos Next は、地球規模の課題について、それぞれの住む国・地域ならではの視点・立場・価値観・考え方等を共有・議論することを通して、多角的に多様性を重視して考えを深める機会の提供を目指して開催しています。すでに2022、2023では活発なディスカッションの場から、素晴らしい成果が生まれてきました。

> 2022年成果発信サイト：https://www.joes.or.jp/kojin/jdnext/jdnext_report

> 2023年成果発信サイト：https://www.joes.or.jp/kojin/jdnext/2023report

「クリエイティブチャレンジ」は、JOES Davos Nextの学びを進化させるための新しい試みです。JOES Davos Nextがずっと追求しているのは、地球の課題を最終的に「自分ごと」して捉え、行動する「地球人」の育成。そのためにも、最初に自分の力で調べ、考え、それをもとにイマジネーションを膨らませて形にするという「クリエイティブチャレンジ」は、導入としてとても重要だと考えています。

みなさんの活発な参加をお待ちしています。

宇宙に思いをはせながら、10月の申込開始まで今しばらくお待ちください。