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2024年1月9日
受け入れ校紹介

金城学院中学校・高等学校【愛知県】

中高一貫教育で社会に参画し、主体的に生きる女性を育成

キリスト教精神に基づく中部地区最古の女子教育機関

愛知県名古屋市にある私立金城学院中学校・高等学校は、1889年にアメリカの女性宣教師アニー・ランドルフによって設立された総合学園。創立以来、プロテスタント系キリスト教の精神に基づいた教育理念を掲げ、中部地区最古の女子教育機関として、地域の女子教育をリードし続けている。現在、金城学院を巣立った同窓生は14万人以上。伝統である国際教育が実を結び、広く海外で活躍する同窓生も少なくない。

 

「金城学院中学校・高等学校では、キリスト教精神に根ざした中高一貫教育により『主体的に生きる女性』の育成を行なっています。国際社会や地域社会と積極的につながり、多様な人々と関わり合いながら課題解決できるリーダーを育てることが目標です。金城学院が創立されたのは、女性の社会的地位が低く、女子生徒の教育環境も整っていなかった明治時代。そのような時代から本校は英語教育を含む高度な教育に力を注ぎ、女性の社会進出、そして国際社会への貢献を後押ししてきました」

 

そう語るのは、野々垣愼治校長。生徒の姿を日々見守るなか、創立者の「建学の精神」や聖書の教えが根付いているのを感じているという。

 

「キリスト教教育は、金城学院の礎です。学校では、毎朝礼拝を行い、神様に感謝する心、そして他者を慈しむ心を育てています。そのような背景もあり、品位のある女子生徒が多く、落ち着いた校風であると思います。一方、ボランティア活動も盛んで、グリークラブ、バトン部、テニス部などが全国大会に出場するなど部活動も活発です」

 

「表現」「協働」「科学的思考」の3つの力を養う

 

金城学院中学校・高等学校では、教育方針として、「表現」「協働」「科学的思考」の3つの力を養うことをめざしている。   

 

教育方針の説明図

 

「表現」は、自分の言葉で相手に伝えること。疑問を言葉にして伝えたり、言葉を論理的な文章にしたりする力を身につける。

 

「協働」は、自分の考えを明確に伝え、他者の声を聴くこと。対話から新たな発見をしたり、他者と協力して目標を達成したりできる力を習得する。

 

「科学的思考」は、疑問を持ち課題を立てること。適切な情報を収集して、それらをさまざまな角度から分析したり、分析結果を活用して課題を解決したりするスキルだ。研究を通して考えたことを客観的にとらえ、新たな学びにつなげることも大切になる。 

 

 金城学院で育む3つの力は「教科教育」や「特別活動」で養うとともに、独自の探究学習プログラムである「Dignity」でさらに確かなものにしていく。

 

探究学習プログラム「Dignity」

探究学習で自ら問いを立て答えを導き、科学的思考や表現力を鍛える

 

「Dignity」は、第6代校長のエラ・ヒューストンが残した言葉「You must have Dignity(品位と尊厳をもちなさい)」が由来だ。中学校のDignityの授業では、「論理的思考力」と「多角的思考力」に焦点を当て、さまざまな課題に取り組んでいく。  

 

「まずは、『言語技術』を徹底的に鍛えます。簡単に言えば、議論する力や自分の意見を正しく伝える力です。力が身についてきたら、あるテーマに対して、問いを立て、情報を集めて、他者と対話しながら課題を解決していくスキルを養っていきます。『科学的思考』『表現』『協働』のサイクルを繰り返し、答えのない課題を見出し取り組める『探究できる人』をめざします」  

 

高等学校からは、研究力育成のためのトレーニングを学年ごとに段階的に実施。最終的に個人研究の成果を2,000字の小論文にまとめることで、大学の学びにスムーズに適応するために必要な研究力の習得に取り組む。

 

中高6年制の学習カリキュラム。帰国生が英語力を維持するためのサポートも  

 

金城学院中学校・高等学校では、中高一貫教育を生かした6年制の学習システムにより、中学校と高等学校の学習内容のつながりを意識したカリキュラムを実現している。中学3年生の3学期からは、高校1年生の教科書内容を学ぶ「先取り学習」を実施し、大学受験に備えた確かな学力の習得をめざしている。  

 

「高校2年生からは進学別のコース選択が行われ、各コースにオリジナルカリキュラムを用意するなどニーズに合わせた最適な学習プログラムが設計されています。また、中学校のカリキュラムとしては、英検準2級以上のレベルの生徒を対象とした上級者向けクラス『Advanced English Class』があります。英語ネイティブの教員が授業を担当し、帰国生の英語力を維持するためのサポートを行います。具体的には、英語のみでディスカッションをしたり、オンライン英会話レッスンで英語を話す機会を提供したりしています。高等学校では、希望者を対象にした2週間程度のウィリアム王子も通ったイートン・カレッジでのイギリス語学研修プログラムも実施され、現地のリアルな英語に触れることも可能です」  

 

>>英検準2級以上の生徒対象 "Advanced English Class"  

 

>>イギリス/イートン・カレッジ・サマースクール 

 

特別補習授業Advanced English Classの受講を目標に入学する学生も多い

 

帰国生に合わせた「英語利用入試」を実施  

 

金城学院中学校・高等学校では、帰国生の受け入れも積極的に行っている。中学校では、帰国生向けの特別な入学試験が行われているほか、中学1年から高校3年まで、どのタイミングでも編入できる仕組みもある。  

 

「海外で生活していた帰国生にとって、日本の『社会』や『理科』の科目は不利になる場合が多いため、帰国生(小学校卒業予定者)の入学試験として『英語利用入試』を用意しています。ここでは、『国語』『算数』に加え、『社会』と『理科』の替わりに『英語』の試験が実施されます。将来的には、英語は大学入試でも必要となりますし、国際社会へ参画するためにも重要だと考えています。一般の中学生が最も時間を割く科目が『英語』であるため、はじめから英語の力が身についていることは大きなアドバンテージといっていいでしょう」  

 

帰国生は、海外とは異なる日本の学びの環境に戸惑うことも多い。そこで、金城学院では、ディスカッションを意識したアクティブラーニング形式の授業を多く用意することで、海外での経験を活かせる機会を豊富に設けている。また、入学してから数学、理科、社会などの知識を着実に身につけられる体制も整っているため、入学時にこれらの科目が苦手だった生徒もすぐに克服していくという。帰国子女向けの編入学制度もあり、中学1年から高校3年までいつでも受け入れが可能だ。  

 

>>入学試験募集要項(小学校卒業予定者対象)

 

>>帰国子女編入学募集要項 

 

国際系のほか、医学部や薬学部をめざす生徒も

中高6年制の先進的なカリキュラムで学んだ生徒たちは、中部エリアに限らず全国の大学に進学していく。高大接続型推薦で系列の金城学院大学に進学する生徒が約5割。残りは、旧帝大を含む国公立大学、難関私立大学に進学するケースが多いという。帰国生は、英語力を活かして、国際系の学部・学科をめざすばかりでなく、医学部や薬学部を含む、幅広い進路を選択している。

 

「金城学院の目標は、社会に参画し主体的に生きる女性を育成していくこと。ここで学んだ聖書の教えとDignity(品位・尊厳)の精神を社会の幅広い分野で活かしてほしいと思っています。特に帰国生には、周囲と積極的にコミュニケーションを取り、多様な価値観をまとめられる国際的リーダーになってほしいと思います」 

 

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