タイトル 大切な言葉
ヨークシャ・ハンバーサイド補習授業校(イギリス) 
中1 小島 麻衣子

 

知らなかった。
日本語が私にとって
大切なものだなんて。

 

「日本人」の私と
「イギリス人」のワタシ。
どこかが違う、って
いつも思ってた。

 

「イギリス人」のワタシ。
静かで
おとなしくて
クラスであんまりめだたない。

 

「日本人」の私。
活発で
元気で
クラスでとってもめだつ。

 

「日本人」の私と
「イギリス人」の私。
どこかが違う、って
いつも思ってた。

 

なぜだろう。
なぜなんだろう。

 

それは言葉のせい?

 

日本語
英語

 

たったこれだけの違いが
私を変えてしまう。

 

たったこれだけの違いが
私の性格を大きくゆさぶってしまう。
どこかで日本語を聞くと
なぜか心がほっとする。

 

日本語が話せるだけで
なぜか心がほっとする。

 

初めて気付いたこの気持ち。

 

知らなかった。
日本語が私にとって
こんなに大切なものだなんて

 

いままで気付かなかった。
日本語が今では私の
大切な言葉だなんて。