早稲田アカデミー賞

報われたとき

カンタベリー補習授業校(ニュージーランド)
中1 篠原 眞弥
 

何のために学んでいるのだろう

 

意味も分からず続ける
毎朝の漢字練習

 

本当は思っていた
「英語だけでいいんじゃない?」って

 

英語で生きる日々の中で
日本語が
少しずつ歩幅をゆるめる

 

だれかのため?
自分のため?

 

ある詩を読んだ
光が差した
たったひとつのフレーズが
胸の奥を刺した

 

字幕をのぞいても
どうしても 届かない
ほんの少しの意味のちがい

 

喜び・慶び・悦び

 

その奥にある
作詞家の息づかい

 

積み重ねてきたものが
今 少しだけ形を変える

 

報われた気がした

 

学ぶことは
だれかのためで
自分のためでもある

 

今
世界が
少しだけ ちがって見えた