新潟清心女子中学校・高等学校【新潟県】
2026年10月19日
受け入れ校紹介

新潟清心女子中学校・高等学校【新潟県】

新潟県内で唯一の女子中高一貫校

女子校かつ少人数制の学びが結束力を育む

新潟県新潟市西区五十嵐一の町に校地を構える新潟清心女子中学校・高等学校は、新潟県内で唯一の女子中高一貫校として知られている。周辺は海や松林に囲まれた自然豊かな環境で、都市部から離れた落ち着いた学びの場を提供。女子校かつ少人数制の学びが生徒同士の強い結束力を育み、中高を交えた課外活動や部活動が盛んに行われている点も同校の大きな魅力といえる。

キリスト教を通じて自分の生き方を考える  

同校の根底にあるのは、キリスト教(カトリック)の精神に基づく人間教育である。「心を清くし 愛の人であれ」という言葉を校訓とし、単に学力を伸ばすだけでなく、人としてのあり方を重んじる教育を展開。具体的な教育方針として、キリスト教の愛の精神に基づき、「美しい心を育む」「進路を拓く」「国際性を磨く」という3つの柱を掲げている。同校の教育方針について、教務主任の川原すずみ先生と、国際センターの阿部真紀子先生は次のように話す。

 

「カトリック校である本校では、『宗教』という授業をカリキュラムに組み込んでいます。これは宗教自体について学びを深めるという意味合いもありますが、キリスト教の根底にある隣人愛の考え方を通して、自分の生き方を見つめてもらうことに重点を置いています。自分と同じように隣にいる人のことを思いやる。他の人のために自分にできることがないかを考える。こうした人としての『美しい心を育む』ため、聖書の例え話なども交えながら授業を行なっています」(阿部先生)

 

「進路を拓く」については、高等学校1年次より、将来の学びや生き方を考える機会を豊富に設けている点が特色として挙げられる。毎年10月に実施する「都内大学見学」では、一泊二日のスケジュールで東京にある大学のキャンパスを巡り、大学職員や同校を卒業した学生から話を聞くことで、大学でのリアルな学びに触れることができる。また11月には、実際に企業を訪問してインタビューする「Locus企業訪問」を実施。女性社員の働き方を知るなど、早い段階から進路について意識づける取り組みを徹底している。

 

続く「国際性を磨く」も含め、3つの教育方針は互いに独立したものではない。豊かな人間性を土台としながら、それぞれの生徒の進路の実現と、グローバル社会で活躍するための国際性の育成をともに達成することをめざしている。人のために、社会のために、自分の能力をどのように発揮できるのか。そうした課題と向き合い、他者に貢献する未来を見据えながら進路を選択する生徒が非常に多いのだという。 

飛翔祭(運動会)
飛翔祭(運動会)

 

多様性を認め合うことこそが国際性  

キリスト教をバックボーンに持つこともあり、古くから国際性の養成に力を入れてきた同校。グローバル化が進む近年の社会では、ともに関わり合う「隣人」の範囲も拡大している。新しい時代において、他者を思いやる「美しい心」を育む上で、国際性を磨くことの重要性はますます高まりをみせている。

 

「本校が開校以来重んじてきた『国際性』とは、単に海外と交流できる能力を指すものではありません。人や文化はもちろん、あらゆる分野での多様性を認めること。そして、自分と異なるものを受け入れた先に、あらためて自分のことを知ることを大切にしています。同じ日本で育っていても、人によって価値観はさまざまですよね。そこからさらに一歩踏み出すと、異なる文化の中で育ってきた人々と関わることもあります。お互いの文化を尊重しながら自分の主体性を発揮できるように、日本人同士、さらに外国の方ともコミュニケーションを取る機会を積極的に設けています」(阿部先生)

 

高等学校では2コースから自分に合った学びを選択可能

お互いの違いを認め合いながら、自らの理想的な生き方を実現していく。こうした考え方は、同校のカリキュラムにも色濃く反映されている。高等学校では、「学年制コース」と「SS(Smart Select)コース」の2コースを用意。生徒の個性や学習ペース、目標を考慮し、自分に合ったコースを選択することができる。  「学年制コース」は、クラスメイトと共に計画的・体系的に学習を進めるコース。創立時より継続されている伝統的なコースで、国公立大学を含めた幅広い進路希望を達成するため、目標に応じた多様な科目を履修できるように設計されている。  

 

一方の「SSコース」は、2023年に新設された、自分に合った学び方ができる「全日制 普通科 単位制」のコース。単位制のメリットを活かして、卒業に必要な最小限の単位のみを取得するもよし、進路に必要な単位があれば追加で取得するもよし、生徒の事情に応じた柔軟な学び方を可能としている。また、10時始業や週1回のオンライン授業日を設けるといったように、「心地よく学べること」を最優先に考えた特色を備えている。登校を基本スタイルとしながらも、行事や部活動への参加は自身の希望に合わせて選択可能。卒業時には「全日制普通科」の卒業資格が得られる。  

 

両コースのどちらに進むのかは、入学試験、もしくは編入試験の際に選択することができる。自分に合ったペースの学びを選択できるという点で、日本での学習に不安を覚える帰国生にとっても心強い制度だといえるだろう。

 

同校では中学校・高等学校ともに、特に帰国生向けの入試制度を設けていない。しかし、キリスト教に基づく人間性を重視した教育方針や、女子中高一貫校らしいのびのびとした環境、そして個々の事情に寄り添ったコース選択など、生徒の多様性を受け入れる体制が従来から整えられている。

世界とつながるためのプログラムが充実  

国際性の育成に力が注がれている点も、バックボーンにかかわらず、あらゆる生徒が自己実現しやすい校風を生み出している。中学校では、英会話の授業2時間を含めると、1週間あたり英語を学ぶ授業が7時間となる。公立中学校のカリキュラムでは4時間のため、比較的時間をかけて英語の理解を深めることができる。また高等学校では2年次の科目選択より、学校設定科目の「イングリッシュ・ライティング」や「フランス語」の授業が選択可能となる。これらは、大学進学に必要な外国語能力を習得した上で、さらに実践的な英語を学びたい生徒に向けた授業。外国人教員によるネイティブな指導を受け、1級、準1級など上級の英語検定の取得を目指すことができる。さらに座学にとどまらず、実際に国外に飛び出して世界とつながるためのプログラムも数多く用意している。

 

「アメリカにある姉妹校・『マウントノートルダム女子高校』との交流が盛んで、来日した海外の生徒たちと一緒に授業を受ける機会を設けています。当然ながら言葉の壁はあるのですが、音楽や理科の実験など、共同作業を通じて自然に親交を深めていますね。また、上智大学と連携した『高校生タイ・スタディツアー』、昭和女子大学と連携した『昭和ボストン高校生プログラム』など、高大接続による海外プログラムも提供しており、毎年希望者を募っています。他の高等学校の生徒と一緒に現地の文化や生活に触れた経験は、参加した生徒にとって貴重な経験となっています。さらに本年度は、グアムへの修学旅行を予定しています」(阿部先生)

MND(マウントノートルダム女子高校)の生徒との交流
MND(マウントノートルダム女子高校)の生徒との交流

誰もが主役になれる環境で自分らしく輝ける  

学校生活の面では、生徒が主体となれる行事が年間イベントとして組み込まれている。中でもカトリックの学校ならではといえるのが、クリスマスを盛大に祝うイベントだ。約4週間にもおよぶクリスマス期間中、近隣の施設などを訪問して「奉仕活動」に取り組む。ここでいう「奉仕活動」とは、自分の時間や労力を使い、多くの人々と喜びを分かち合う時間のこと。生徒たちは主体的に準備を進め、訪問のスケジュール調整やプレゼントの制作についても自ら担当。同時に地域に開かれたクリスマスミサも実施しており、当日は多くの人々が集まるのだという。

奉仕活動
奉仕活動

「少人数制の本校では、授業やイベントの際に、“その他大勢”になることがありません。全員に役割が求められるため、自分が主役となってさまざまなことに挑戦しやすい環境だと感じています。本校の生徒は明るくのびのびしていて、挨拶も元気がよく、屈託のない笑顔でジョークを言い合ったりもしています。一方で悩みを抱えた時には、周囲の生徒や先生にすぐに相談してくれます。卒業した生徒の言葉で嬉しかったのは、『家のように居心地のいい学校でした』というものです。中高6年間の学校生活の中で強い仲間意識が芽生え、女子たちが力を合わせて同じ課題に立ち向かう様子を日常的に目にしています」(川原先生)  

 

生徒と先生の距離の近さも、同校の魅力だ。阿部先生が生徒たちを「まるで自分の子どものよう」と語るように、一人ひとりと真剣に向き合う深い愛情が学びの土台にある。少人数制だからこそ育つ助け合いの精神と、隣人を思いやる心。困っている人にそっと手を差し伸べる文化が、校内で自然に培われている。帰国生であっても、その輪の外に置かれることはない。誰もが安心して自分らしく輝くことができる。その環境が新潟清心女子中学校・高等学校にはある。

 

「本校をひと言でいうと、“面倒見”のいい学校です。ルーツや経験を問わず、すべての生徒を大切に思い、それぞれが持つ個性を引き出していきたいと考えています。もちろん帰国生の方についても、手厚いサポートを実施します。もし迷った時や困った時には、いろいろな選択肢をアドバイスできるかと思います。帰国後は女子校で伸びやかに過ごしたいという方は、ぜひ気軽にご相談いただければと思います!」(阿部先生)

分かち合い(創設者聖ジュリーの日)
分かち合い(創設者聖ジュリーの日)

 

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 学校法人 ノートルダム新潟清心学園 新潟清心女子中学校・高等学校
所在地:〒950-2101 新潟県新潟市西区五十嵐一の町6370
Tel:025-269-2041(代表)
URL:https://www.seishin.ed.jp/ 
交通:新潟駅前から「有明経由グリーン団地」行き、「有明経由内野」行き、「信楽園病院」行きバスで「清心学園前」下車(所要時間:約35分)/内野駅前から「有明経由新潟駅」行きバスで「清心学園前」下車(所要時間:約10分)/ JR越後線「新潟大学前駅」下車、徒歩約18分 
生徒数:中学校=63人/高等学校=122人 
教職員数:常勤24人、非常勤15人(うち外国人2人)
※2026年9月末時点

 

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