Manchester Japanese School 所在地:イギリス URL:https://www.manchesterjs.org 児童生徒数:小=63人 中=12人
私たちの住む街について
マンチェスターはイングランド北西部に位置するイギリスを代表する都市の一つです。18世紀後半から始まった産業革命において中心的な役割を果たした歴史ある街で、街の至るところに当時の街並みの面影が残っています。近年ではイギリス第3位の都市圏として、商業都市として発展しています。また、世界的に有名なプロサッカーの強豪チームのホームとしても有名です。歴史のある街並みと現代的な生活が共存する都市中心部と、イギリスらしい緑豊かな牧歌的風景が拡がる郊外があり、両方の魅力をあわせ持つ街です。気候は雨が多いものの、寒暖差は小さく、夏は非常に過ごし易い気候です。
本校の特色
本校は1983年に「日本語による学習を通じ、帰国後日本の学校や社会に適応する為の素地を養う」ことを目的として設立されました。設立の母体は北西部イングランド日本企業会で、企業会に属する出向社員の子ども、あるいはイギリスに長期滞在しながら日本語を母国語とする児童生徒を対象としています。授業は毎週土曜日の朝10時から行っており、国語の授業を3コマ、昼食の時間を挟んで、算数(数学)の授業を2コマ行っています。現在小学部1年生から中学部3年生までの75名が国語の授業を受け、そのうちの約半数が算数の授業を受けています。
授業はマンチェスターの南西郊外にある高校の設備を借りて行っています。校舎はマンチェスターの中心部から車で約30分の場所に位置しています。イングランド北西部のリバプールやチェスターといった都市からも車で1時間以内で通学することができ、イングランド北西部を中心にマンチェスター以外の街からも多くの方が通っています。
本校の運営は、保護者から選ばれた運営委員を中心に行われており、それ以外にもヘルパーとして保護者の皆さんに本校の活動をサポートして頂いています。講師の先生方、運営委員、そして保護者の皆さんの三者が協力し合い、児童生徒の皆さんが毎週楽しく学習することができる環境を整えています。
本校では日本の学校生活や文化に親しめるように日本の小中学校で行われている行事を積極的に取り入れています。代表的なものとして、運動会と新年行事があります。運動会は日本の学校で行う運動会のように、全学年で紅白に分かれて競技を行います。綱引きや玉入れはイギリスの現地校では経験できない競技の為、イギリスで学びながら日本の学校行事を経験する貴重な機会となっています。新年行事では書初めや百人一首といった日本の伝統的な習慣や遊びを行い、日本の伝統に触れる機会を児童生徒の皆さんに提供しています。
このように、本校では日本から遠く離れたイギリスはマンチェスターの地で、毎週日本語を使って補習授業を行っています。講師の先生方の熱心で優しい指導と、保護者の皆さんの手厚いサポートにより、児童生徒の皆さんは月曜から金曜日は現地校で英語を使って学び、土曜日は本校で日本語を使い国語と算数(数学)を学ぶことを両立させています。
児童生徒の皆さんは、週に一回お友達と一緒に学び、そして遊ぶことを楽しみにしており、毎週活気にあふれた補習校生活を送っています。授業中も元気な声が教室中に溢れ、休み時間も元気に楽しくお友達と遊ぶ姿を見ることができます。日本語でお話するお友達を作ることができることも本校の魅力の一つです。
マンチェスター近郊にお住まいの方で、日本語で授業をうけたいと思っているお子さんをお持ちの皆さん、是非マンチェスター日本人授業補習校に来てみて下さい!
(2024年6月現在)
こどもたちから