一、
はてなく広(ひろ)がる 青(あお)い空(そら)
黄金(きん)のワトルに 風(かぜ)そそぐ
自然(しぜん)の命(いのち)に 囲(かこ)まれて
我(われ)らも共(とも)に のびんとす
あ~あメルボルン国際日本語学校(こくさいにほんごがっこう)
二、
友(とも)と語(かた)らう 学(まな)び舎(や)で
高(たか)き誇(ほこり)と 絆(きずな)もち
心(こころ)を合(あ)わせ 励(はげ)みつつ
進(すす)む我(われ)らに 光(ひかり)あれ
あ~あメルボルン国際日本語学校(こくさいにほんごがっこう)
作詞 校歌制作委員会
作曲 中村浩子
自然豊かなオーストラリアで元気に学ぶ子供たち
オーストラリアにあるメルボルン国際日本語学校(通称土曜校)は、1985年に当時の日本語補習校が全日制日本人学校になることが決定した際に、従来通り現地校にて教育を受けながら、日本語習得の機会を確保したいという思いから、約70世帯あまりの保護者によって1986年に設立されました。少人数でスタートした本校ですが、現在は幼稚部から高等部まで備える補習校となりました。2024年現在(幼稚園から高等部まで)500名を超える児童生徒が自然豊かなメルボルンの地で学んでいます。
校歌は本校が設立30周年を迎えるにあたり制定されました。教員からなる校歌制作委員会が半年をかけ本校の校歌にふさわしい歌詞を考えました。一番では自然豊かなオーストラリアを感じさせる歌詞となっています。特に黄金のワトルとは、オーストラリア固有のゴールデンワトルという黄金色のポンポンのような花を咲かせる植物のことで、オーストラリアの国花であり、国章にも描かれている「団結」を表すシンボルとなっています。二番では一週間に一日だけの学校ですが、子供たちが誇りを持ち、友達と切磋琢磨し真の国際人として羽ばたいてほしいという願いが込められています。
校歌の制作については創立30周年記念式典まで生徒や保護者には内緒にされ、式典当日教職員合唱団によって生徒の前でサプライズ披露されました。この日以来、数々の式典で校歌は全校斉唱されています。
上記写真は、 30周年記念(2016年) に生徒・教職員によって、メルボルン国際日本語学校(MISJ)の学校カラー青と白を使って作成された人文字の航空写真。鶴は本校のロゴ。
こどもたちや教員の声
■「きんのワトルに風そそぐ」という歌詞が好きです。なぜなら、ワトルが一番好きな花だし、オーストラリアらしいからです。また、「自然のいのちにかこまれて」というところも、オーストラリアのことを言っている感じがしてぴったりだと思いました。
■みんなで一緒に校歌を歌うと、心が一つになり、楽しく元気になります。幼稚園から高校生までのみんなで一緒に歌えるので、好きです。
■オーストラリアの大自然の中で、子供たちが元気よく育っていく風景が感じられる、素晴らしい校歌だと思います。
■日本らしいメロディーにオーストラリアを連想させる言葉がのせられていて、とても良く両国が融合されている校歌だと思います。