【学生の声】

 順天堂大学保健医療学部2年 奥田桃花(ももか)さん
 順天堂大学保健医療学部2年 奥田桃花(ももか)さん

外国籍の患者さんに安心を与えられる 
診療放射線技師になりたい!

私は、中学校1年から高校3年までの6年間、アメリカ、オレゴン州の現地校に通っていました。大学進学にあたり、診療放射線技師の国家資格取得を目指すことに決め、順天堂大学の保健医療学部診療放射線学科で学んでいます。

 

診療放射線技師に興味を持ったのは、この職業に就いていた母方の親戚の影響です。マンモグラフィやMRIの検査をする医療専門職があると知り、将来の可能性を感じました。診療放射線技師の仕事は、日本とアメリカで分野が少し異なるため、日本で国家資格を目指すことに。当時は他大学の放射線科に一般入試での受験を予定していましたが、順天堂大学の診療放射線科には帰国生枠があることを知りました。そこで興味を持ち、深く調べてみたところ、順天堂大学は国際化を重要視したカリキュラムを組んでいることを知り、国際化が進むこの社会と向き合い、将来を見据えているところに惹かれ、帰国生を受け入れているこの大学を受験しました。私が受験した保健医療学部の「帰国生選抜」は、日本語の小論文と面接試験のみで、いずれも医療に関する時事テーマや目指す将来像について深掘りされました。 

 

X線などを扱う診療放射線技師の国家試験は、理系科目中心で特に物理学の知識が問われます。入試には合格できたものの高校まで物理学を本格的に学んでこなかった私は、これが大きな不安材料になっていました。しかし、順天堂大学保健医療学部では、1年次に毎週、物理学や化学の基礎科目があり、ここで苦手分野を克服できました。さらに、日本語が少し不安な学生向けのサポートもあり、とても助かっています。

 

今年から2年生になり、国家試験に向けた専門科目も増えてきました。私が通う順天堂大学本郷・お茶の水キャンパスは、JR「御茶ノ水」駅が至近で、どこに行くにも便利なロケーションで、忙しい勉強の合間にプライベートも楽しんでいます。

 

今後、日本のグローバル化が進むと医療現場にも外国人の患者が増えることが予想されます。彼らにとって言葉の壁は、大きな不安になるはずです。私もアメリカ在住時代に日本語の通じる病院を見つけて安心した経験があります。将来は、語学力を生かして、英語が母国語の人々に安心の検査環境を提供できる診療放射線技師になるのが目標です!

 

<DATA>
住所:東京都文京区本郷2丁目1番1号(本郷・お茶の水キャンパス) 
TEL:03-3813-3111(代表)
交通:JR各線・東京メトロ丸ノ内線「御茶ノ水」駅下車徒歩7分
URL:https://www.juntendo.ac.jp/academics/faculty/hs/ 
学生数:970人
教員数:常勤 40人、非常勤 27人