2024年2月13日
海外校シリーズ

ブエノスアイレス日本人学校

ASOCIACIÓN CULTURAL Y EDUCATIVA JAPONESA 
所在地:アルゼンチン 
URL:https://jpschoolarg.wixsite.com/mysite
児童生徒数:小=27人 中=2人

 

魅力の街!ブエノスアイレス!

アルゼンチンは日本から約180,000Km離れた地球のほぼ反対側にあり、時差は12時間。南半球にあるため、季節も反対で日本と大きく文化も異なります。首都ブエノスアイレスは「南米のパリ」と呼ばれ、ヨーロッパ的な街並みが特徴的な南米屈指の大都市です。また、国土は南米で2番目、世界でも8番目に大きな面積をもち、南北約3,000km以上広がっていて、地方によって景観が異なり見所も満載となっています。アルゼンチンの人口は約4,500万人でその半数近くがブエノスアイレス市とブエノスアイレス州に住み、人口の約95%は白人系移民で、主にイタリア、スペイン系が多くを占めています。日系に関しては現在2・3世が中心で約6万人いるとの情報もあります。

カミニート タンゴ発祥の地、カラフルな家が可愛いボカ地区

アルゼンチンの人々は食べることが好きだと言われています。家での食事に招待されることは、一般的に友情、温かさ、そして統合の象徴とみなされ、特に日曜日の家族の昼食は、一週間のうちでもっとも重要な食事と考えられています。エンパナーダやチョリパン(パンにソーセージを挟んだもの)などをよく食べます。

アサード(焼肉)は、友人や親せきを招いて食べるなど交流を深めるためにはかかせません

2023年は日亜修好125周年にあたっている。明治時代以降、日本から多くの人がアルゼンチンの地に移住して日系社会を築き上げてきた。なお、本校も創立55周年の節目である。本校は趣のある石畳に大樹の並木が立ち並ぶ緑豊かな美しい住宅地にあり、子どもたちは毎日スクールバスで元気に通っている。

日亜修好125周年記念パレード 河内音頭を踊りながら練り歩きました

小規模校のよさを生かす教育活動

本校は学校目標に「互いを認め合い(思いやり)夢を育み(チャレンジ)進んで行動できる(たくましさ)児童生徒の育成』を掲げ未来に向かって「志」をもとうとする児童生徒を育む教育を進めています。小学部1年生から毎日6、7時間授業を設定し、その授業では現地の公用語であるスペイン語や外国語(英語)の授業も全学年で行っています。

小学部4年生 算数 そろばんを使った計算

小・中全学年3~8人の少人数だが、5教科は学年ごとの単式授業として、学力の充実に努めています。図画工作や音楽や体育などの教科は複数学年による合同授業を組み、児童生徒が互いに意見を交流し合えるように工夫しています。

運動会 アルゼンチンのカルナバリート(伝統舞踊)を踊りました

また、小規模校ならではのメリットを生かし、運動会、学習発表会、キャンプなどの行事を小・中合同で児童生徒が主体となって取り組んでいます。全校児童生徒で取り組むことで、年上の子が自然と年下の子をサポートしていくようになり、そのことが高学年の成長にもつながっています。全学年で取り組んでいくこれらの経験は、子どもたちにとってとても貴重なものであり、低学年が高学年を尊敬のまなざしで見ている姿が印象的です。そして、そんな高学年に少しでも近づきたいと見習いながらチャレンジしていくので、低学年の成長には目を見張るものがあります。

児童生徒総会 全校児童生徒が参加してよりよい学校づくりについて話し会います

休み時間には、学年に関係なく一緒になってサッカーや縄跳び、ドッジボールなど外に出て思い切り体を動かしています。海外にいると自由に子どもたちだけで外で遊ぶことができなくなるため、思い切り遊ぶ活動を通して運動不足が解消されるとともに、自然と学年の垣根を越えた交流が行われています。

休み時間 仲良くサッカーの試合をしています!みんなサッカー大好き!

また、今年度(2023年)はアルゼンチンでサッカーU-20のワールドカップが開催されました。日本代表選手全員が来校し、子どもたちとの交流会を開いてくれました。日本を代表する選手に直接話を聞けたり、質問をしたり、一緒にサッカーのゲームを行ったりして日本では経験できない貴重な体験をすることができました。また、多くの児童生徒が試合に応援に行って間近に試合を観戦するなど、子どもたちにとってとても思い出深い経験ともなりました。

(2023年10月現在)

U-20サッカー日本代表選手との交流会

 

こどもたちから

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