東京の公立小学校を1年かけて取材・撮影した山崎エマ監督の作品『小学校~それは小さな社会~』に、世界が注目した。教育大国として名高いフィンランドでは、20の映画館で上映が4カ月続く大ヒットロングランになっている。
映画は、1年生と6年生にフォーカスして学校生活を追った約700時間。長編は1時間39分、映像のなかでの掃除や給食、授業の様子や学校生活における規律等が世界を驚かせた。
イギリス人の父と日本人の母を持つ山崎監督は、大阪の公立小学校を卒業後、インターナショナルスクールを経てアメリカの大学に進学した。アメリカで暮らすなか、小学校時代に育まれた責任感や協調性、勤勉さなどが自身の長所になっていることに気づいたことが、この映画をつくるきっかけになったという。
このたび、山崎エマ監督にお許しをいただき、米アカデミー賞の短編ドキュメンタリー部門にノミネートされている短編をご紹介します。ぜひ、ご覧ください。