JOES Davos Next 2024 概要発表
JOES Davos Next 2023を振り返る 保護者のコメントから
お待たせしました。いよいよJOES Davos Next 2024についてお知らせする日がやってきました。
JOES Davos Next 2024は2025年1月からの3カ月。今回のテーマは、すでにお伝えしてきたように「宇宙」です。昨年までと若干構成を変え、宇宙飛行士の山崎直子さんを講師に迎えるパート1基調講演はオンデマンド配信、パート2「質問の時間」はライブ、パート3がオンラインディスカッションとなります。申込受付開始は2024年秋ごろ開始予定。それに向けて、随時情報をアップしていきます。
後半では、JOES Davos Next 2023参加者の中から、保護者の声をお届けします。保護者は、JOES Davos Nextに参加する子どもたちにとっては最高の伴走者であり応援団。ぜひ一緒に楽しんでいただきたいと思っています。
(取材・執筆:只木良枝)
JOES Davos Next 2024 概要発表
これまで「夢」「海」という大きなテーマを通して、自分と地球の未来を考え、語り合ってきたJOES Davos Nextは、3回目で地球の外に目を向けます。子どもたちは今まで以上に、地球に暮らす私たちが共有する課題を強く意識し、深く考えることになるのではないでしょうか。
「宇宙から学ぶ地球の課題」と題した基調講演には、宇宙飛行士の山崎直子さんをお迎えします。
JOES Davos Next2024は、3つのパートから構成されます。
パート1にあたる基調講演は2025年1月から配信開始となります。オンデマンド配信なので、世界中どこにいても自分の都合のよいタイミングで視聴できます。講演は日本語ですが、英語版も提供いたします。
その後、2月にパート2「質問の時間」を設定。こちらはライブで、参加者から事前に受け付けた質問に山崎さんが直接回答します。使用言語は日本語と英語で、同時通訳を用意する予定です。
そしてパート3では、今回も「協働作業」として世界中をオンラインで結んだグループディスカッションを実施します。昨年同様、日本語グループと英語グループを設けて、参加者に選んでいただきます。
過去2回の振り返りから、さらにたくさんの子どもたちが参加しやすい形、そして、クラス・学校などの団体でも参加しやすい形を模索した結果、2024年度はこのような3部構成になりました。
今年はここからどんなディスカッションが生まれるでしょうか。多くのみなさんの参加を、ワクワクしながらお待ちしています。 イベント日程と詳細・応募要項等は、JOES Davos Nextのサイトからご覧ください。
JOES Davos Next 2023を振り返る 保護者のコメントから
JOES Davos Nextの基調講演の対象者が、「子どもから大人までどなたでも」となっているのにお気づきでしょうか。 講話のレベルは小学校高学年から中学生と設定していますが、それだけではなく、多くの方にぜひ視聴していただきたいと考えています。保護者やきょうだい、現地の友人にもぜひ一緒に参加してほしいのです。
過去2回のJOES Davos Nextでは、多くのご家庭で保護者が一緒に基調講演を視聴してくださいました。そこから家庭内の話題に発展して、子どもの更なる学びを保護者が導いたり、あるいは子どもたちの豊富な知識や積極的な姿勢に、保護者のほうが驚いたりということがあったようです。JOESには、「大人のほうが勉強になった」「子どもの夢を応援したくなった」「子どもと環境問題について話し合うよい機会になった」などの声も寄せられています。
つまり、JOES Davos Next にとっては、保護者はとても大切な伴走者。ディスカッションに参加する子どもたちを見守り、力強く応援する存在でもあります。ぜひ積極的な参加をお願いしたいと思っています。
今回は、JOES Davos Next 2023の参加者の声から、保護者のコメントを抜粋してお届けします。
(子どもの在籍校・学年は開催当時のもの)
※本コメントは、現在作成中のJOES Davos Next 2023 REPORTからの抜粋・要約です。
保護者のコメント1
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オーストラリア在住 現地校G6・真有(めあり)さんのお母様
真有が通っていた補習校からの連絡メールでJOES Davos Nextのことを知って、参加を勧めました。日英両方用意されていたので、日本語でディスカッションするのをためらっていた真有も参加しやすかったようです。
オンラインの普及によって、娘は遠いところにいる子どもたちと出会い、共に学ぶことによって、自分の目の前の世界だけではなく、まだまだ自分の知らない世界があるということを実感できたと思います。アメリカやアフリカなど、世界のずっと遠いどこかに住んでいる人とつながることができて、地理的な興味も深まったようです。今、目の前にいる人だけでなく、離れた場所の人と一緒にディスカッションすることで、環境問題が自分にとって身近な問題なんだということを認識できたのではないかと思います。
昨年の「夢を叶える力」に続き、今年の海洋問題というテーマも魅力的でした。学校の勉強以外のトピックについて、自分で調べたり、解決策を考えたりする学びの場を持つことができました。また、ファシリテーターという自分たちより少し年上の、親でも教師でもない存在がサポートしてくれたことも良かったです。
自宅の居間からオンラインディスカッションに入り、課題をしている真有の様子に興味を持った兄たちが「何やってるの?」とPC画面を覗き込み、真有が「これはね…」と説明していることもありました。家族の会話も増え、みんなで問題を共有することができたように思います。
保護者のコメント2
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日本在住 中2・琢己(たくみ)さんのお父様
基調講演の後に琢己といろいろ話してみると、様々なことをよく知っていて驚きました。私の仕事の関係で水産資源の話題が耳に入ってくることがあるのですが、そういう詳しい内容も知っていて、見直したというかビックリしました。
グループワークは夜の時間帯だったのでちょっと眠そうなときもありましたが、前向きに楽しく参加していたようです。
Davos Nextに参加して、息子に何か目に見える変化があったというわけではありません。しかし、こういうテーマに興味を持ち、ディスカッションする機会を持つことが重要でしょう。今後もよいイベントがあれば参加をすすめていきたいと思っています。
30年前、自分が中1だった頃にはまだインターネットも普及していませんでした。イベントといえば、土曜日や夏休みとかに市の「青年の家」みたいな施設に集まって、という感じでした。その頃と比較すると、こういうオンラインイベントを開催できる環境があること自体、全く違うと感じます。技術の発達でせっかくこういう環境が実現したわけですから、それを子どもたちのために活かしていきたいですね。