一
青い 高い 大空
テムズ河畔の ビッグベン ビッグベン
心豊かに 健やかに
自ら学べと 鳴り渡る
二
薫る 伸びる 緑の
リージェント パークに 弾む声
育つ友愛 さわやかに
実りの明日 めざしつつ
三
清く 強く 明るく
我らの誇り 学舎の
チャペルの集い 和やかに
英知の光 いつまでも
四
歴史 語る ロンドンの
赤いレンガの 学舎に
はずむ語らい 光る汗
希望の翼 たくましく
五
木もれ日 やさしい 菩提樹に
バラの香りの 風わたる
イーリングの道 踏みしめて
世界を結ぶ かけ橋に
世界を結ぶかけ橋に
ロンドン日本人学校は、児童生徒数20名、教員4名で始まった「日本語会」から、「補習授業校」という名前を経て、1976年6月に「ロンドン日本人学校」として創立しました。1年後にカムデン地区の校舎に移転し、そのときの児童生徒数は、223名に増えていました。校歌の1番から3番の歌詞はこのときに作られました。1987年にイーリング地区の現在の校舎に移転。この校舎は、すべて赤レンガでできた約100年の歴史をもつ建物です。校歌の4番と5番はこのときに加えられました。ロンドン日本人学校は、2024年の6月で創立48周年を迎えます。
校歌の1番から3番までの作詞は、当時の保護者である谷口貞子さん、作曲は、当時中学部の生徒だった伊藤美穗さんによるものです。カムデン校舎のときは広い校庭がなかったため、体育の授業はリージェントパーク(2番歌詞)で行われていました。カムデン校舎がもともとは修道院だったため、入学式や卒業式などの儀式や文化祭はチャペル(3番歌詞)で行われていました。 現在のイーリング校舎に移転し、赤いレンガの学舎、菩提樹、イーリングの道(4、5番歌詞)が新しく加えられました(補作 末吉保雄さん)。
開校当時から、ロンドン日本人学校は自由な校風で、児童生徒は「自由な校風の中で、自分を律すること」をとても大切にしていました。ロンドンの地で学び、将来、世界中を結ぶかけ橋になってほしいという思いが込められています。