一.
月影やどるロッキーの
学びの庭に桃咲きて
春の訪れ称えつつ
日本の健児意気高し
二.
湖面に夏の雲流れ
床しく咲くはコロンバイン
露草にぬれ、岩を踏み
若き血潮はおどるなり
三.
高嶺の空の冴えるとき
黄金に染まるアスペン樹
秋夜に星はまたたきて
学びの道を語るかな
四.
理想の夢を抱きつつ
仰げばきびし白銀山
世界の友と手を握り
歩もうデンバー補習校
作詞:ウィリー永井
作曲:秦 邦明
日本と世界の懸け橋として活躍できる
「グローバル人材」の育成を目指して
本校は、1981年に設立され、ロッキーマウンテン日系企業会(JBAR)を運営母体とし、保護者が中心となり運営されています。授業はほぼ毎週日曜日(年間40日)行い、幼稚園年中組から中学校3年生までのクラス編成で、現在は約90名の子どもたちが日本のカリキュラムに沿って楽しく勉強をしています。また、日本の学校にならった運動会や入学式・卒業式、初春の会や課外授業での生花など、いろいろな体験を通して日本の学校で学んでいる経験をすることができます。
本校の校歌は、本校が開校して間もない頃に校長でいらしたコロラド大学のウィリー永井教授が作詞され、また後年校長となられる秦邦明先生によって作曲されました。1番から4番まで共通して、ロッキーマウンテンの雄大な自然を称え、また、その環境にいる子ども達に伸び伸びと学び、成長してほしいという願いが込められています。なお、2番には、コロラド州の花として指定されている「コロンバイン」が登場し、この花は本校の校章にも入れられています。
本校の園児児童生徒を代表し、生徒会の子ども達に校歌の好きなところを聞いてみましたので、ご紹介いたします。
■2番のコロンバインのところが好きです。なぜなら、アメリカのコロラド州の補習学校というイメージが伝わるからです。
■「世界の友と手を握り 歩もうデンバー補習校」のところが好きです。毎回、この部分を聞くたび、世界平和のイメージが湧いてきます。デンバー補習学校が日本人やいろいろ違う国の人も一緒に日本語を勉強できるチャンスをくれることも思い出します。
■3番の「秋夜に星はまたたきて」が好きです。コロラドの自然の豊かさや広大さが伝わるからです。
■「理想の夢を抱きつつ」の場所が好きです。なぜならば、常に夢を持っていることは大切だと思うからです。
■「春の訪れ称えつつ 日本の健児意気高し」の部分が好きです。なぜなら、エネルギーが湧いてくるような気持ちがするからです。
■「黄金に染まるアスペン樹」が好きです。美しいイメージが湧くからです。