山口県(やまぐちけん)
中国地方(ちゅうごくちほう)に位置(いち)する本州最西端(ほんしゅうさいせいたん)の県(けん)。外海(そとうみ)と内海(うちうみ)に面(めん)し中央(ちゅうおう)に山地(さんち)があるため、場所(ばしょ)によって気候(きこう)は大(おお)きく違(ちが)います。県内最大(けんないさいだい)の都市(とし)である下関市(しものせきし)の南風泊市場(はえどまりしじょう)が日本一(にほんいち)の取扱量(とりあつかいりょう)になっているふぐは山口県魚(やまぐちけんぎょ)。県鳥(けんちょう)は「ナベヅル」、県花(けんか)は「夏(なつ)みかん」、県庁所在地(けんちょうしょざいち)は「山口市(やまぐちし)」。
なんで、「山口(やまぐち)」っていうの?
「山(やま)の入(い)り口(くち)」という意味(いみ)で、東鳳翩山(ひがしほうべざん)の入(い)り口周辺(くちしゅうへん)地域(ちいき)が「山口(やまぐち)」と呼(よ)ばれていたといわれるほか、山(やま)の縁(ふち)にある地(ち)との意味(いみ)で「ヤマフチ(山縁)」が転(てん)じたとする説(せつ)もあります。
さて山口県(やまぐちけん)の形(かたち)は何(なに)に見(み)えるかな?
山口(やまぐち)の名物料理(めいぶつりょうり)を紹介(しょうかい)するよ~
いとこ煮(に)
山口県内(やまぐちけんない)の「いとこ煮(に)」は、甘(あま)く煮(に)た小豆(あずき)と白玉粉(しらたまこ)のだんごを使(つか)うことは共通(きょうつう)ですが、地域(ちいき)ごとに異(こと)なります。萩(はぎ)などの日本海側(にほんかいがわ)で作(つく)られる「萩風(はぎふう)いとこ煮(に)」は冷製(れいせい)仕立(じた)て。昆布(こんぶ)などのだしを砂糖(さとう)や醤油(しょうゆ)、塩(しお)などで調(ととの)えた澄(す)んだ汁(しる)に、小豆(あずき)と白玉(しらたま)のほかにシイタケやかまぼこなどを加(くわ)えます。
白玉(しらたま)は、祝(いわ)い事(ごと)のときは食紅(しょくべに)で赤(あか)く、仏事(ぶつじ)では緑色(みどりいろ)に染(そ)めた白玉団子(しらたまだんご)を入(い)れたりします。瀬戸内海側(せとないかいがわ)の地域(ちいき)では、汁気(しるけ)がなくなるまで甘(あま)く煮詰(につ)め上(あ)げるのが特徴(とくちょう)です。